KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百八拾壱・・・ボンド

小林 「朝晩涼しくなったな」
北小岩 「秋でございますね。
 でも油断してはなりません」
小林 「あはれ蚊が
 最後の力を
 ふりしぼってくるからな」
北小岩 「おちんちんを刺されると
 痛手が大きいです。
 通常より多く
 血を吸われてしまう気が
 いたします」
小林 「いざという時に
 そこの血液が少なくなるのは
 ダメージが大きいからな」
北小岩 「少しでも多くの血液を
 キープしておきたいもので
 ございます」

師弟のイチモツなど、
すべての血を吸われてしまっても
いっこうに構わないであろう。

小林 「町に何か
 変わった動きはあったか」
北小岩 「それがです、
 十五夜の日に
 女性有識者会議が
 開かれたらしいのです」
小林 「なに!
 もう一度言うてみい」
北小岩 「女性有識者会議が」

ぶるぶるぶるぶる

先生の震えがとまらなくなった。
口に出した北小岩くんも震えている。

ここで再び女性有識者会議についておさらいする。
先生の町では、重要なことは長老が決めるのだが、
氏がえげつないエロ本を入手し、
みだらな行為に夢中な時は
女性たちが会議を行い決定するのである。
長老はあだ名を『お自慰さん』という。
それはそれとして、今回の会議は。

女性
有識者
「近頃、町のバカ男どもが
 調子こいてるらしいわね」
女性
有識者
「私たちが
 大目に見ているからって、
 スケベに磨きを
 かけてるらしいわよ」
女性
有識者
「ふらついたふりをして、
 粗末なモノを
 押し付けられた友だちが
 いるわ」
女性
有識者
「私の幼なじみに
 かわいいコがいるんだけど、
 突然お尻とお尻を合わされて
 おならをされたらしいのよ」
女性
有識者
「そのカス野郎、
 何人かいるみたいよ」
女性
有識者
「もはやスケベなのか
 何なのかわからないけど、
 許せないわね」
女性
有識者
「そう思って、
 町の最先端研究所の
 トップ女史に開発を
 依頼しておいたわよ」
女性
有識者
「なになに?」
女性
有識者
「地球最強のボンドよ!
 ジェームズって名付けたわ」
女性
有識者
「タフそうね!」

そして師弟は。

小林 「もう生贄が
 出とると思うが
 町に出てみるか」

「助けてくれ〜」

北小岩 「むっ!
 ちんちん丸出しの方が、
 電信柱に
 くっついております」

「女性お仕置き軍団がやってきて、
 この世のものとは思えないほど強力なボンドで
 イチモツの裏筋を電信柱につけられたんだ!」

「うわ〜!」

「ケツの穴が〜!」

北小岩 「どうしたのでございますか」

「俺たち、女のケツにケツをつけて
 わざと屁をこいて楽しんでたんだけど、
 女性お仕置き軍団が来て、
 こいつのケツの穴と俺のケツの穴を
 この世のものとは思えないほど
 強力なボンドでつけてしまったんだ!」

小林&
北小岩
「・・・」

師弟が女性有識者会議が開かれたことを知って
震えが止まらなくなったことは納得する。
しかし、女性たちが有識者なのかどうかは、
かなりびみょ〜である。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2019-09-22-SUN

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