KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百八拾伍・・・ピアノ

ざっざっざ
北小岩 「秋のお散歩は
 気持ちいいでございます。
 さてと、
 町内を一周回ったことですし、
 そろそろ帰宅・・。
 んっ!
 町の重鎮女性さんが
 いらっしゃいます」
町の
重鎮
女性A
「今年の芸術祭は、
 ピアノを中心にやろうよ」
町の
重鎮
女性B
「そうね」
北小岩 「普段はおちんちんを
 懲らしめるための作戦を
 練っておりますが、
 今回はかなりまともなことを
 おっしゃっております」
町の
重鎮
女性A
「ただ普通に
 ピアノを弾いてもね」
町の
重鎮
女性B
「男たちにも
 手伝わせなきゃね」
北小岩 「不穏なものを感じます。
 先生にお知らせいたします」
小林 「なんや?」
北小岩 「あっ、先生。
 町の重鎮女性の方々が」
町の
重鎮
女性A
「あんたたち
 何盗み聞きしてるのよ」
町の
重鎮
女性B
「そうだ。
 こいつらでいいじゃん」
町の
重鎮
女性A
「来週、
 町の芸術小屋に
 必ず来なさいよ」

先生と北小岩くんは微かに震えている。
町の重鎮女性たちに逆らって、
玉をひとつ失った者が何人もいるのである。

当日・・・

観客A 「んっ?
 あのピアノの鍵盤変よ!」
観客B 「ペダルもおかしいわ」
観客A 「両方とも
 おちんちんじゃない?」

プロレスラー体型の女性が
演奏を始めた。

たんたんらたんたんら

北小岩 「わたくしのイチモツが
 黒鍵になっております」


弟子は鍵盤の下に配置され、
黒く塗られたちんちんが黒鍵の位置にある。

たんらりらりら ぶにゅ

プロレ
スラー
体型の
女性
「なによこの鍵盤、
 ふにゃふにゃして
 音が出ないじゃない。
 くらえ!」
北小岩 「うお〜!」

鋭い手刀が黒鍵をとらえた。

たんららたんらら

先生はピアノの下部に配置され、
ちんちんがペダルのかわりにされている。

プロレ
スラー
体型の
女性
「ここはペダルを踏んで、
 いい響きを出さなきゃね。
 んっ? なにこれ!
 ペットボトルのふたぐらいの
 ペダルじゃ小さすぎて
 踏めないじゃない!
 くらえ」

ぼすっ

小林 「うお〜!」


針状になった女性のつま先が、
先生のちんちんをえぐった。

それにしてもこんな演奏会に、
何の意味があるのでしょうか。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2019-10-20-SUN

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