ざっざっざ
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北小岩 |
「秋のお散歩は
気持ちいいでございます。
さてと、
町内を一周回ったことですし、
そろそろ帰宅・・。
んっ!
町の重鎮女性さんが
いらっしゃいます」
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町の
重鎮
女性A |
「今年の芸術祭は、
ピアノを中心にやろうよ」
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町の
重鎮
女性B |
「そうね」
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北小岩 |
「普段はおちんちんを
懲らしめるための作戦を
練っておりますが、
今回はかなりまともなことを
おっしゃっております」
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町の
重鎮
女性A |
「ただ普通に
ピアノを弾いてもね」
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町の
重鎮
女性B |
「男たちにも
手伝わせなきゃね」
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北小岩 |
「不穏なものを感じます。
先生にお知らせいたします」
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小林 |
「なんや?」
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北小岩 |
「あっ、先生。
町の重鎮女性の方々が」
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町の
重鎮
女性A |
「あんたたち
何盗み聞きしてるのよ」
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町の
重鎮
女性B |
「そうだ。
こいつらでいいじゃん」
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町の
重鎮
女性A |
「来週、
町の芸術小屋に
必ず来なさいよ」
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先生と北小岩くんは微かに震えている。
町の重鎮女性たちに逆らって、
玉をひとつ失った者が何人もいるのである。
当日・・・
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観客A |
「んっ?
あのピアノの鍵盤変よ!」
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観客B |
「ペダルもおかしいわ」
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観客A |
「両方とも
おちんちんじゃない?」
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プロレスラー体型の女性が
演奏を始めた。
たんたんらたんたんら
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北小岩 |
「わたくしのイチモツが
黒鍵になっております」
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弟子は鍵盤の下に配置され、
黒く塗られたちんちんが黒鍵の位置にある。
たんらりらりら ぶにゅ
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プロレ
スラー
体型の
女性 |
「なによこの鍵盤、
ふにゃふにゃして
音が出ないじゃない。
くらえ!」
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北小岩 |
「うお〜!」
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鋭い手刀が黒鍵をとらえた。
たんららたんらら
先生はピアノの下部に配置され、
ちんちんがペダルのかわりにされている。
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プロレ
スラー
体型の
女性 |
「ここはペダルを踏んで、
いい響きを出さなきゃね。
んっ? なにこれ!
ペットボトルのふたぐらいの
ペダルじゃ小さすぎて
踏めないじゃない!
くらえ」
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ぼすっ
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小林 |
「うお〜!」
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針状になった女性のつま先が、
先生のちんちんをえぐった。
それにしてもこんな演奏会に、
何の意味があるのでしょうか。 |