ぽとん
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北小岩 |
「ぎんなんの季節も
終わりでございます」
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ぽとん ぽとん すぽっ すぽっ
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北小岩 |
「大変でございます!
イチョウを見上げておりましたら、
ぎんなんが
両方の鼻の穴に
入ってしまいました」
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ぷ〜ん ぷ〜ん
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北小岩 |
「鼻でウンコを
踏んでしまったような
臭さでございます〜!」
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小林 |
「朝っぱらから
何騒いどるんや」
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北小岩 |
「あっ、先生。
イチョウを見上げてください」
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小林 |
「何っ?」
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ぽとん ぽとん すぽっ すぽっ
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小林 |
「うお〜!
ぎんなんが
両方の鼻の穴に
入ってしまったわ」
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ぷ〜ん ぷ〜ん
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小林 |
「鼻の穴の中で、
糞を燃やしている気分や!」
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どうでもいいことなので、話を先に進めよう。
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小林 |
「馬主をしとる金持ちが
おるやろ」
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北小岩 |
「先生がいつも
えげつないエロ本を
探してさし上げて
いる方ですね」
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小林 |
「ヤツから
自分の馬の調子を
見てきてくれと言われてな」
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北小岩 |
「ぜひうかがいましょう」
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競馬場は、なぜが女性客であふれていた。
「凄〜い!」
「黒光ってる!」
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小林 |
「パドックが騒がしいな」
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北小岩 |
「色艶よさそうですね」
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パンパカパ〜ン
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北小岩 |
「ゲートインしたようです」
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小林 |
「むっ。
ゲートの各馬の前に、
シースルーの女たちが
配置されたで」
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パカッ
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北小岩 |
「小窓が開きました」
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小林 |
「女たちが脱ぎ始めたで」
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ガタッ
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北小岩 |
「ゲートが開きました」
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小林 |
「中におったのは馬やない」
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北小岩 |
「馬並みの方々です!」
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小林 |
「興奮させられた
イチモツが
ゲート上部につかえて、
誰も出てこれん!」
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北小岩 |
「向こうから馬たちが
駆けてまいります」
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小林 |
「後ろ向きになったで」
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ぼくっ ぼくっ ぐしゃ
うお〜!うお〜!
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北小岩 |
「各馬いっせいに、
馬並みのブツを
蹴り上げております!」
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いったいこれは何なのでしょう。
AIの時代になっても、
読み切れないものが
世の中にはまだまだたくさんありますね。 |