KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百九拾壱・・・ゆるむ

は〜

北小岩 「息が白いでございます」

は〜は〜

北小岩 「曲がり角に
 やっまいりました。
 息を強く吐きながら、
 その勢いで曲がってみましょう。
 口をすぼめまして」

は〜〜〜〜〜〜〜!

ぼこっ

角を
曲がっ
てきた
女性
「いたたた」
北小岩 「申し訳ございません」
角を
曲がっ
てきた
女性
「あんた、
 私のおっぱいに
 わざと息を
 吹きかけたでしょう!」
北小岩 「そんなことはしておりません」
角を
曲がっ
てきた
女性
「口をすぼめて、
 私の乳首の一点に
 集中させて
 吹きかけたことは
 わかっているのよ」
北小岩 「あなた様の
 勘違いでございます。
 あなた様は
 わたくしの好みでは
 ございません。
 あなたのようなブ」

ごき〜ん

鋭利な蹴りが、弟子の金的をとらえた。

角を
曲がっ
てきた
女性
「粗末なモノ
 ぶらさげてんじゃないわよ!」

ぴょ〜ん ぴょ〜ん

小林 「かわいこぶって、
 金玉を握って
 飛び跳ねとるんやない」
北小岩 「あっ、先生」
小林 「おまえも
 ゆるみきっとるな。
 町の男たちのゆるみが
 激しすぎて、
 剣の達人が
 立腹しとるらしいんや。
 ヤツを本気にさせると
 まずい。
 行ってみよか」

師の後を弟子は玉を握りしめていく。

「た〜!」

小林 「相変わらず
 気合が入っとるな」
北小岩 「うかがってまいります。
 気合中、
 大変申し訳ございません。
 町の男の方が
 ゆるんでいると」

「た〜!」

ぐさっ

「これを見てみい!!」

北小岩 「妙に黒ずんだ穴に、
 木刀の先を刺されました」

ぶりっ

北小岩 「これはお尻の穴では
 ございませんか。
 刀の刺激により
 漏らしてしまったようです」

「近頃町の男のケツの穴がゆるみきって、
 道に落とすヤツが多いんだ。
 だから俺が喝を入れてる。
 剣先が汚れたようだな」

シュッ

北小岩 「うわ!
 臭いものが目に
 入ってしまいました!!」

先生の町にお出かけの際は、
地面におしりの穴が落ちていることが
ございますので、
くれぐれも指など入れぬようご注意ください。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2019-12-01-SUN

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