KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百九拾参・・・冬枯れ

は〜っ

小林 「かなり息が
 白くなってきたな」

は〜っ はっ〜

がさっ ぐいっ

北小岩 「先生!
 朝っぱらから
 こ汚いモノを出して、
 何をしているのでございますか」
小林 「息を思いっきり吐くやろ」
北小岩 「はい」
小林 「白い気体が
 消えないうちに、
 ちんちんをそこに
 持っていくんや」
北小岩 「はい」
小林 「すると霧の中から
 ちんちんが現れたように
 見える。雄大やろ」

先生のブツはペットボトルのフタぐらいの
大きさなので、雄大とはかけ離れている。

北小岩 「それより先生、
 駅前で人生相談をしている
 股座臭(またぐらにおう)
 さんが、先生のことを
 探しておりました」
小林 「なんやろ」
北小岩 「どんなアドバイスを
 あたえていいのか
 困っているそうです」
小林 「しゃあない。
 行ってみるか」

ぷ〜 ぷ〜

先生と弟子は自分の屁を
肺の奥まで吸って、
やるせなくなった気持ちを動力に、
駅前に向かった。

小林 「あそこやな」
北小岩 「股座から
 嫌な臭いが立ち上っている
 イラストが
 描かれております」

ガラッ

小林 「どうしたんや」
股座 「こちらの上品な奥さまが
 困っています」
上品な
奥さま
「実は夫のイチモツに
 異変が起きているのです。
 この写真をご覧ください」

一枚目を見ると。

小林 「ちんちんが紅葉しとる」
上品な
奥さま
「秋が深まってまいりましたら、
 赤く染まってしまったのです。
 そこまではまだいいでしょう。
 一黒、二赤、三紫と
 いうぐらいですから。
 その後、玉金が
 ぎんなんのように
 黄色くなってしまったのです」
北小岩 「あの臭いが
 してしまうのですか」
上品な
奥さま
「そうなんです。
 私は顔を近づけて
 玉金を弄ぶのが
 唯一の趣味なのですが、
 それもできなくなって
 しまったのです」
北小岩 「大変でございます」
上品な
奥さま
「それだけではありません。
 季節が冬になると、
 おちんちんが
 冬枯れしました」
小林&
北小岩
「・・・」

差し出された写真を見て
師弟は絶句した。

それにしても、
上品な奥さまの唯一の趣味が
顔を近づけて玉金を弄ぶことというのは、
考えものである。

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2019-12-15-SUN

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