KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百九拾伍・・・クリスマス後に

小林 「クリスマスが過ぎて
 しばらくたつな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「クリスマスには、
 ええことあったか」
北小岩 「実は」
小林 「なんや」
北小岩 「サンタさんの服を着た女性が」
小林 「なに!」
北小岩 「下半身をむき出しに」
小林 「聞き捨てならんな!」

先生の顔が般若の形相にかわった。

北小岩 「しているエロ本の1ページが」
小林 「んっ?」
北小岩 「飛んできたので
 頂戴しようとしましたところ、
 犬の糞の上に落ちたので
 諦めました」
小林 「うむ!」

先生は安堵の表情を浮かべた。

小林 「犬の糞の上に
 落ちたということやが、
 大丈夫かもしれん。
 一応見に行くかな」

年末になっても、この男はいやしい。

「痛え!」

北小岩 「あれは町一番の
 プレイボーイさんで
 ございますね」
小林 「どしたんや」
町一
番の
プレイ
ボーイ
「突然トナカイの角が
 飛んできて、
 ちんちんに刺さったんだ」
北小岩 「トナカイの角がですか?
 危険すぎます」

「かっちょ悪〜!」

北小岩 「町で二番目の
 プレイボーイさんですね。
 どうなさりましたか」

町で二
番目の
プレイ
ボーイ
「朝起きたら、
 ちんちんの周りに
 サンタクロースのひげが
 くっついていて、
 とれねえんだよ」
北小岩 「おちんちんの装飾として
 大げさすぎます」

シャンシャン シャンシャン

小林 「クリスマスの鈴の音や」
町で三
番目の
プレイ
ボーイ
「金玉に鈴がついて、
 いちいち音が
 鳴ってしまうんだ」
北小岩 「股間がにぎやかすぎます」

「くっ、臭え!」

北小岩 「あの方も
 かなりモテる方です」
小林 「何が臭いんや?」
かなり
モテる
「クリスマスプレゼントを
 入れる靴下があるだろ。
 形は同じなんだけど、
 10年毎日履き続けたような
 悪臭がして、
 ちんちんにかぶさって
 とれないんだ」

後にわかったことだが、この現象は
「俺たちをダシに
クリスマスに乳繰りやがって!」と怒れる
クリスマスアイテムたちが
モテる男たちを襲撃したらしいのだ。
もちろん先生と北小岩くんは、
まったく襲撃されなかった。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2019-12-29-SUN

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