KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の七百九拾六・・・かくれんぼ

北小岩 「図書館には
 いろんな絵本が
 ございますね」

ぱらぱら

北小岩 「分福茶釜でございますか」

ぱらぱらぱら

北小岩 「狸さんご活躍ですね。
 あははは」
小林 「お前が
 エロ本以外を読んでるのは
 珍しいな」
北小岩 「あっ、先生」
小林 「狸の金玉八畳敷きというが、
 お前の金玉は何畳敷きや?」
北小岩 「わたくしの
 金玉風呂敷きでございます」
小林 「神に誓えるか」
北小岩 「申し訳ございません。
 わたくしの金玉
 2センチ四方でございます」
小林 「うむ」

北小岩 「おとぎ話が
 伝承されているところは
 いいですね。
 この町に伝わる昔話は
 ないのですか」
小林 「あるな」
北小岩 「いったいどのような
 おとぎ話が」
小林 「かくれんぼや」
北小岩 「ぜひお聞かせください!」
小林 「お奈良時代から
 口頭伝承されとる」
北小岩 「おなら時代が
 あったのですか」
小林 「この町では
 奈良時代最後の年が
 お奈良時代やったんや」
北小岩 「それはいいとして、
 先をお聞かせください」
小林 「お奈良時代に、
 ちんちんの子どもたちが
 かくれんぼをしとった」
北小岩 「はい」
小林 「ちんちんの子ども、
 略してちん子たちは
 見つからんように、
 からだを小さく小さくして
 隠れとった」
北小岩 「光景が
 目に浮かんでまいります」
小林 「毎日毎日かくれんぼをして、
 毎日毎日からだを
 小さく小さくしとった」
北小岩 「いやな予感が
 してまいりました」
小林 「ちん子たちは
 小さくなることだけが
 得意になってしまってな」
北小岩 「ええ」
小林 「大人になっても、
 いざという時に
 小さくなってしまうように
 なったんや」
北小岩 「げげっ」
小林 「この町に伝わる
 おとぎ話の教訓は、
 子どものちんちんは
 かくれんぼをしては
 いけないというこっちゃな」

珍しく役に立つという気もしますが、
やっぱりどうでもいい話という気もいたします。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2020-01-05-SUN

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