小林 |
「モテる条件はなんやろな」
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北小岩 |
「おちんちんが
大きいことではないでしょうか」
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小林 |
「確かにそれもある」
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北小岩 |
「他にもあるのでございますか」
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小林 |
「ちんちんが
とてつもなくでかいのも、
ご立派なことや。
しかし、
やや昭和な感じもするな」
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北小岩 |
「さすが先生でございます。
時代の空気を感じ取って
いるのでございますね」
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小林 |
「俺たちも少し謙虚になって、
俺たちの次にモテるやつの
見解を聞いてみるのも
ええと思ってな」
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北小岩 |
「素晴らしいです!」
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師弟はご近所さんからめぐんでいただいた
少量のお屠蘇をちんちんにふりかけ願をかけ、
町へ飛び出していった。
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小林 |
「あいつはどや?」
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北小岩 |
「あの方は女性から
深く愛されることで有名です。
うかがってまいりましょう。
お忙しいところ
大変申し訳ございません。
あなた様は女性から
深く愛されますね」
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深く
愛され
る男 |
「あなたがたほどでは
ないですよ」
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北小岩 |
「さすがに謙虚で
いらっしゃいます!
おモテになるのも当然です。
深くおモテになるために
何かしていることは
ございませんか」
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深く
愛され
る男 |
「近頃は料理かな」
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北小岩 |
「お料理でございますか」
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深く
愛され
る男 |
「大好きな女性に
心を込めた手料理を
ごちそうするんだよ。
そのために
料理研究しているんだ。
僕が一流シェフぐらいに
おいしいものを
つくれるようになれば、
大好きな女性が毎日
一流シェフの料理を
食べられるでしょ。
もちろんカロリーや
栄養は考慮してね」
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北小岩 |
「なるほど。
でもどうすれば
お料理上手に
なれるのでしょうか」
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深く
愛され
る男 |
「僕の知っている料理教室で、
今無料体験をしているよ。
行ってごらん」
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二人は料理教室に駆けつけた。
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お料理
の先生 |
「今日は
『灼熱たこ焼きに
燃え毛をそえて』を
作りましょう」
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小林 |
「普通のたこ焼きやないな」
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北小岩 |
「おしゃれです。
女性にモテそうです!」
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お料理
の先生 |
「ではそこの二人。
ふるチンになってください」
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小林 |
「ふるチンに?」
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がっ がっ
プロレスラーと見まがう屈強な女性たちに
とらえられふるチンにされた二人は、
子どもがおかあさんに後ろから
足を持たれておしっこをさせられる姿勢を
とらされた。
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お料理
の先生 |
「熱湯につけていた
おたまを持ってきて!」
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助手 |
「はい」
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お料理
の先生 |
「湯気を立てるおたまで、
お玉をすくいます」
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さっ
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北小岩 |
「熱いでございます!」
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お料理
の先生 |
「たこ焼き器を
灼熱にしといたわね」
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助手 |
「はい」
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先生がしーとっとの体勢で運ばれてくる。
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お料理
の先生 |
「おろして!」
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じゅ〜
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小林 |
「うお〜!」
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お料理の先生は、
小林先生の焼けた玉金にタコをのせ、
下の毛をろうそくで燃やした。
このお料理教室は、
いったい何なのであろうか。 |