北小岩 |
「小学生時代の図工の時間を
思い出すことがございます。
粘土をよくこねました」
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くにゅくにゅ
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北小岩 |
「リアルなおっぱいをつくり、
女先生に怒られて
ズボンを下げられた状態で
廊下に立たされました。
ああ、久しぶりに
おっぱいをつくりたくなりました。
今は所持金が2円ですので、
粘土を買うことができません。
そうでございます。
土を粘土がわりにして、
おっぱいをつくってみましょう」
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ざっざっ
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北小岩 |
「ミミズさんが
出てまいりました」
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ぐにゅぐにゅ
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北小岩 |
「大変申し上げにくいので
ございますが、
あなた様はいささか
不気味でございますね」
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小林 |
「お前ミミズを見ながら、
ぶつぶつ何つぶやいとるんや」
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北小岩 |
「あっ、先生。
お隣にいらっしゃるお方は?」
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小林 |
「ちょうど今、
ミミズ研究の第一人者と
ミミズについて語り合って
いたところなんや」
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北小岩 |
「奇遇すぎますね!
ちょうどいろいろ
うかがいたいところでした」
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小林 |
「聞いてみい」
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北小岩 |
「ミミズさんは
地球外生命体に
見えるのですが、
いかがなのでしょうか」
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ミミズ
研究の
第一
人者 |
「あなたは
今のミミズの姿を、
成体だと思ってますね」
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北小岩 |
「違うのですか」
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ミミズ
研究の
第一
人者 |
「違うに決まってるじゃ
ないですか。
どうみても成長過程で、
大人じゃないでしょ」
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北小岩 |
「ではこの先、ミミズさんは
おたまじゃくしが
蛙になるように、
変わっていくのですか」
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ミミズ
研究の
第一
人者 |
「そうですよ」
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北小岩 |
「どのような形に?」
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ミミズ
研究の
第一
人者 |
「『おちんぱい』という
成体になります」
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北小岩 |
「気になるお名前ですが、
もしかすると」
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ミミズ
研究の
第一
人者 |
「そうです。
おちんちんの先に
おっぱいがついているような
生物になります」
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北小岩 |
「わたくし、
拝見したことがございません」
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ミミズ
研究の
第一
人者 |
「地中にはエッチなグルメが
潜んでいて、
ミミズがおちんぱいに
なった刹那、
食べられてしまうのですよ。
ちんちんとぱい、
両方をいっぺんに
好むところをみると
雌雄同体なのでしょうね」
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北小岩 |
「そうだったのですか!
土の中には
何が棲んでいるのか
わからないので、
恐ろしいですね。
以前わたくし、
おちんちんを土の中に
入れましたところ、
大変な恐怖に襲われて
気を失いそうになったことが
ございます」
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ミミズ
研究の
第一
人者 |
「命知らずの行為、
いえ、
ちんぽ知らずの行為ですね」
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ミミズ研究の第一人者の言は、
ほんとうなのだろうか。
後日この男は
ミミズ研究の第一人者などではなく、
ミミズ千匹が第一に好きな者に
すぎないことが判明しましたが、
結局どうでもいいことのような気がいたします。 |