小林 |
「桜がマン開やな」
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北小岩 |
「そうではございますが、
満をカタカナにしない方が
よろしいのではないでしょうか」
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小林 |
「俺が今、
カタカナでマンと言ったことを
感じとったんか」
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北小岩 |
「はい」
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小林 |
「満開とマン開、
どう違うんや」
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北小岩 |
「先生がマン開と
おっしゃられる時は、
言葉がぱっくり割れております」
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小林 |
「お前いつの間にか、
一段そそり立った男になったな」
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北小岩 |
「もったいなきお言葉」
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小林 |
「うむ」
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北小岩 |
「わたくし、この時季
よく想像するのでございます」
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小林 |
「ほほう。
何をや」
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北小岩 |
「女性のパンティを中心に、
桜が満開に
なっているところを」
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小林 |
「それは風流や!」
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そんな想像が風流であるとは、
露程も思わない。
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小林 |
「パンティと桜、
同時に味わえる
いうこっちゃな。
ええアイデアや!
町の最先端研究所にかけあって、
パンティの中で育つ桜を
商品化してもらおうやないか」
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北小岩 |
「もしかすると、
わたくしたちも
特許の権利が得られて、
エッチなものをいろいろ
購入できるようになるかも
しれません」
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小林 |
「俺のエロ本仲間が
研究所に一人おる。
アイデアを紙に書いて
渡そうや」
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師弟は無駄に全速力を出し、
研究所に向かった。
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北小岩 |
「研究所には
恐ろしい女性が
たくさんおります。
捕まったら
大変なことになります」
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小林 |
「気をつけんと
命取りになるな」
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ねば〜
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北小岩 |
「あっ、
足に超強力な
接着剤がついて歩けません。
捕まってしまったようです」
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研究所
女性 |
「こ汚い男が二人何の用よ。
何その紙?よこしなさいよ」
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北小岩 |
「あっ」
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研究所
女性 |
「なになに。
パンティと桜の共演?
ちょうどよかったわ。
私たちも似たようなこと
研究してたのよ。
飛んで火にいる実験台ね。
みんな!」
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どこからかレスラーのような
女性たちが現れ、
動けない二人の上着、下着を
巨大なハサミで切り裂いた。
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研究所
女性 |
「私たちが創っているのは、
金玉から養分をとって
桜が長期間
満開を続けられる方法よ」
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レスラーのような女性たちが、
特殊な装置で先生と北小岩くんの金玉と
桜の枝をつないだ。
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小林&
北小岩 |
「うお〜!」
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金玉から生えた見事な桜。
美しいのか汚いのか、よくわかりません。 |