とんとん とんとん
「入ってますか」
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北小岩 |
「入ってますよ」
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「ああ、よかった」
先生宅は言うなれば厠のようなものなので、
訪問客はそのように振る舞うのである。
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北小岩 |
「町役場の方ですね。
何かございましたか」
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町役場
の方 |
「この町に
有り金がないのは
ご存知ですか」
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北小岩 |
「はい。
存じております」 |
小林 |
「町長が使い方を
誤ったんやろ」 |
町役場
の方 |
「そうなんですよ」
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北小岩 |
「役場のイスを、
すべてスケベイスに
換えたのですね」
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町役場
の方 |
「はい」
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小林 |
「受付用に
超高級なダッチワイフを
いくつも購入したと
聞いとる」
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町役場
の方 |
「はい」 |
北小岩 |
「役場の床という床を、
鏡貼りにしたのですね」
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町役場
の方 |
「はい。
ミニスカをはいてきた
女性のパンティを
楽しむために」
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なぜこのような男が町長をしているのか
理解に苦しむが、
いかにも先生の町らしいとも言えよう。
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町役場
の方 |
「町長は町をあげて
アイデア商品を
販売して稼ぎ、
さらに思い通りの
役場にしようと
考えているのです」 |
小林 |
「ほほう」
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町役場
の方 |
「試作品をお持ちしたので、
売れるかどうか試して
いただきたいのですが。
先生、
屁をこいていください」
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小林 |
「町のためなら
しゃあないな」 |
ぷ〜〜〜〜〜っ!町役場の男が
カバンから何かを取り出した。
シュッ シュッ
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小林 |
「むっ!
もともと臭い屁が、
だんだん臭さを
増している気がする」
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北小岩 |
「うげ〜!
おならの臭いが
凄まじくなりすぎて、
鼻がきかなく
なりました!!」
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町役場
の方 |
「このスプレーを
屁に噴射すると、
もとの100倍に
臭さが増幅されるのです。
公衆の面前で
こいてしまっても、
スプレーすればその場が
臭すぎ地獄になるので、
もとの屁のことなど
どうでもよくなります」
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その理屈は何なのだろう。
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町役場
の方 |
「北小岩さんは、
こちらをおちんちんに
つけてください」
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北小岩 |
「蛇口のようですね」
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町役場
の方 |
「つけたら仰向けになって、
栓をひねりながら
放尿してください」
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北小岩 |
「ええと。
こうでしょうか」
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じょぼ
しゅわ〜〜〜
びゅびゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん
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北小岩 |
「凄いでございます!
おしっこが天高く
昇ってまいります!!」
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町役場
の方 |
「特殊な加工が施してあり、
小便が
100メートルの高さまで
打ち上がります。
小便を
100メートル打ち上げるのは、
男の夢です」
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果たしてこの商品たち、
売れるのであろうか。
小便打ち上げ蛇口の方は、
試してみたい気もします。 |