KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百拾七・・・名は体を

北小岩 「紫陽花が咲いておりますね」

ちょこちょこ〜

北小岩 「でんでん虫さんで
 ございましょうか。
 幼少の頃、
 お目めをつついて
 縮ませたものでした。
 しかし、大人になった今、
 触角がおちんちんに見えるのは
 なぜでしょう」

ぼっきっ

北小岩 「そうですね!
 伸びたり縮んだり
 するからですね!!」

人生に無駄な時間などないという考えもあるが、
先生と弟子は確実に無駄な時間を生きている。

小林 「真昼間から
 伸びたり縮んだりの
 ちん話をするんやない」
北小岩 「あっ、先生」
小林 「町に道場ができたのは
 知っとるか」
北小岩 「はい。
 凄腕の師範の方々が
 いらっしゃるというお話です」
小林 「見に行ってみるか」

だん! どどん!!

北小岩 「物凄い迫力でございます」
小林 「名札を見てみい」
北小岩 「ええと。
 『山嵐刈男』様」

「どりゃ!」

北小岩 「うお!
 足払いからすかさずの投げ。
 見事でございます!」
北小岩 「次の師範は
 『裸締絶士』様」

ぎりぎりぎり

北小岩 「ぶるぶるぶる。
 恐ろしい締めでございます。
 ひとたまりもございません!」
小林 「名は体を表すか・・・」
北小岩 「まさしく
 その通りでございます!
 先生のお知り合いで、
 名は体を表している方は
 いらっしゃいますか」
小林 「おるな」
北小岩 「さすが先生でございます!」
小林 「一人目は
 『雲古踏男(うんこふみお)』や」
北小岩 「雲古様?
 どのような技をお持ちで」
小林 「俺が幼少の頃は
 野良犬もいて
 年中糞を踏んだもんやが、
 近頃は格段に踏む回数は減っとる。
 しかし、ヤツは今でも
 一日最低十回は
 不可抗力で糞を踏んどる。
 ある意味選ばれし者や」

北小岩 「そうでございますか・・・。
 他の方はいかがですか」
小林 「『珍保慰自留
 (ちんぽいじる)』やな」
北小岩 「嫌な予感がしますが
 どのような技を」
小林 「ヤツは人生のほとんどの時間を、
 ちんぽをいじることに
 費やしてきた。
 その結果凄まじく股間が蒸れて
 ちんぽに椎茸が生えてきて、
 今ではそこで栽培しとるんや」
北小岩 「・・・」

名は体を表す・・・。
世の中には、あまり表してほしくない体も
あるのですね。

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2020-05-31-SUN

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