ざっざっ
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北小岩 |
「ビジネスマンたちが
通り過ぎます」
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ぴしっ
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北小岩 |
「高額なスーツを
着こなしていらっしゃいます」
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どよ〜ん
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北小岩 |
「わたくしも
どこかのタイミングで
大いなる一歩を踏み出せば、
国際的なビジネスマンに
なっていたのでしょうか。
今からでも
遅くはございません。
大いなる一歩を
踏み出すのです!」
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ザッ ぐにゅ〜〜〜
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北小岩 |
「あっ!
巨大な犬の糞に
踏み出してしまいました」
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小林 |
「お前何しとるんや」
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北小岩 |
「あっ、先生。
わたくしも
国際人としての一歩を
踏み出そうとしたら、
糞に踏み出して」
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小林 |
「見事に糞砕されたわけやな」
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いずれにせよこの師弟には、
国際的など縁遠いであろう。
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小林 |
「近頃、
会社員の名刺が
変わってきとるらしい」
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北小岩 |
「そうなのでございますか」
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小林 |
「俺のダチの名刺評論家が、
ビデオを見てくれいうんや。
行ってみよか」
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二人が名刺評論家の家を訪れると。
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名刺
評論家 |
「よくいらっしゃいました。
それではビデオを」
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ガチャッ ぎゅ〜ん
「ああん、いや〜ん。
そんなとこ攻めないで〜」
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名刺
評論家 |
「間違えました。
こちらをご覧ください。
今、ビジネスの世界では
自分のおちんちんと同じ大きさ、
形の紙名刺が
トレンドになっています。
まずは
グローバルカンパニーに勤める
自信満々のビジネスマンが
女性と名刺交換している
ところです」
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自信
満々の
ビジネ
スマン |
「大きな会社の大きなチンポ。
どうだ」
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ビジネ
スウー
マン |
「そんな高慢(コーマン)な男
嫌いよ!」
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ビリビリッ
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自信
満々の
ビジネ
スマン |
「ああ・・・」
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名刺
評論家 |
「己の大きさと同じ大きさ、
形の名刺を破られる。
男にとって
こんな屈辱はございません」
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次に出てきたのは、
弱小会社に勤める謙虚な男。
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弱小
会社に
勤める
謙虚な
男 |
「小さな会社の
小さなチンポです。
ごめんなさい」
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ビジネ
スウー
マン |
「あなたみたいな謙虚な人
好きよ」
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なでなで〜
小さなチンポ名刺をなでだした。
一見美談のように聞こえるが、
そもそもこんな名刺が
トレンドになっているわけはないであろう。 |
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