KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百弐拾弐・・・旅

小林 「町に旅行会社ができたの
 知っとるか」
北小岩 「はい。
 開店セールで
 無料のコースもあるそうです」
小林 「ついに俺たちにも、
 運がパックリ開いてきたな」


二人は日干ししていたイチモツを
ふんどしにおさめ、旅行会社に向かった。

がらっ

北小岩 「はじめまして」
旅行
会社の
女性
「ようこそいらっしゃいました」
北小岩 「表のポスターに、
 無料で海の旅・陸の旅が
 お楽しみいただけますと
 書かれておりましたが」
旅行
会社の
女性
「そうですね。
 あなた方は海と陸、
 どちらにしますか」
小林 「俺は陸やな」
北小岩 「わたくしは海でございます」
旅行
会社の
女性
「ではそれぞれ
 個室に入ってください。
 旅に出ましょう」
北小岩 「今からですか?」
旅行
会社の
女性
「そうです。
 個室に入ったら、
 陰部をむき出しに
 してください」

陸の旅の部屋には、台の上に超小型の
ルームランナーのようなものがあった。
先生は玉金をそこにのせると
鎖で固定された。

ぎゅい〜ん

旅行
会社の
女性
「タマタマの下の
 ベルトが動き、
 それが旅の
 走行距離になります」
小林 「うう!
 擦り切れそうや」

がたんがたん

旅行
会社の
女性
「陸路は
 山あり谷あり砂漠あり。
 アフリカを舞台にした
 パリダカをイメージした
 コースになっています。
 カリダカじゃないですよ。
 あなたの粗品には、
 カリなんかまったく
 ないですから」

ごん ごん ごん

小林 「うお〜!」

先生の玉がバウンドし、
何度も強く打ちつけられた。
過酷なラリーで、
先生の玉は生き残れるのか。
ところで北小岩くんは。

北小岩 「雨どいのようなものに、
 おちんちんを
 固定されてしまいました」

じゃぶじゃぶじゃぶ

北小岩 「海水が
  流れてまいりました」
旅行
会社の
女性
「ハワイまでの航海を
 お楽しみください」

ご〜

北小岩 「水流が凄まじく
 なってまいりました」

ざぶ〜

北小岩 「おちんちんが
 とれそうでございます!」
旅行
会社の
女性
「海には
 毒を持った魚も
 たくさんいます。
 ミノカサゴを流しますね」
北小岩 「うげ〜!」

弟子のちんちんは、
どうなってしまうのでしょう。

もしみなさまが
このような旅に出る際は、
おちんちん保険に加入しましょうね。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2020-07-05-SUN

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