とんとん
「入ってますか」
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北小岩 |
「入ってますよ」
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ガラガラッ
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北小岩 |
「あなた様は、
先生のご友人・
乳首山社蕪流
(ちくびやましゃぶる)さん
ではございませんか」
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乳首山 |
「よく覚えていてくれたね」
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それにしても先生の知人に、
まともな名前の男はいないのであろうか。
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北小岩 |
「今、
山からお戻りなのですね」
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乳首山 |
「そうなんだよ」
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北小岩 |
「たくさんきのこを
お持ちですね」
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乳首山 |
「目に入ったものを
片っ端から採ってきたんだよ」
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ぷ〜っ
手の甲に口を押しつけて出したおならの音。
いい歳こいてこんなことを
うれしそうに続けるのはこの男しかいない。
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小林 |
「おっ、
亜底岳舐目流
(あそこだけなめる)やないか。
きのこをみやげに
持ってきたんか」
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乳首山 |
「『あそこだけなめる』
じゃなくて、
『ちくびやましゃぶる』だよ」
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小林 |
「どっちでも同じや。
お前、
きのこに詳しいんか」
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乳首山 |
「まったく詳しくないね。
僕が着目しているのは、
ちんちんに似てるか否か
だけだよ」
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北小岩 |
「そういえば大小ありますが、
おちんちんにそっくりの
きのこばかりですね」
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小林 |
「毒きのこが混ざっとる
可能性大やな」
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北小岩 |
「先生のエロ本仲間の方に
きのこ研究家が
いらっしゃいましたね。
見ていただいた方が
よいですね」
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師弟と乳首山はきのこ研究家の
雁木野子高男(かりきのこたかお)氏を
訪ねた。
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北小岩 |
「お忙しいところ
大変申し訳ございません。
こちらの乳首山様から
きのこを籠一杯
いただいたのですが、
毒きのこが混ざっている
可能性がありますので、
チェックいただけます
でしょうか」
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雁木野子 |
「今、きのこの世界に
異変が起きててね。
恐ろしいのは
毒きのこだけでは
ないんだよ」
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北小岩 |
「どういうことでしょうか」
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雁木野子 |
「『替わりタケ』
というのを
聞いたことあるかな」
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北小岩 |
「ございません」
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雁木野子 |
「そのきのこを食べると、
ちんちんがその形に
替わってしまうんだよ」
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北小岩 |
「本当ですか!!」
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雁木野子 |
「写真を見るかい」
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北小岩 |
「げげっ!」
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雁木野子 |
「毒きのこにも
新種が出てるよ。
『ちんぽワライタケ』といって、
食べると肝心な時に
ちんぽが笑い出して
しまうんだ」
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北小岩 |
「肝心な時ですか?」
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雁木野子 |
「一戦交える寸前に
ちんぽが笑うから、
女性が馬鹿にされたと思って
引きちぎろうとするんだよ」
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小林&
北小岩
&乳首山 |
「・・・」
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引きちぎられたら、
ツライダケではすみませんね。 |