KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百弐拾九・・・ギャランドゥ


ギラギラ

小林 「日干しになりそうや」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「見といたほうがええな」

じろっ

小林 「ちんちんは、
 かろうじて水分を
 保っとるな」

じろじろっ

北小岩 「わたくしもでございます」

師弟のぽこちんなど、
日干しになった方が世のためであろう。

「いいケツしてるじゃねえか」

もみもみ

女性 「きゃ〜!
 痴漢〜!!」
小林 「若い女が
 俺たちに助けを求めとる」
北小岩 「駆けつけましょう」

ダダダッ

女性 「ギャランドゥマン!
 助けて〜〜〜!!」
小林 「んっ?
 俺たち以外に
 頼ろうとしとるな」
北小岩 「ギャランドゥマンって
 誰でしょう?」

たったったったった

ヘソの下から下腹部にかけてだけ
筋肉が隆々とした男が、
ポコチンこんにちはすれすれの
Tバックシースルーで疾走してきた。

北小岩 「ギャランドゥといえば、
 へそ周辺から陰部に至る
 毛の俗称ですが、
 さすがに
 ギャランドゥマンさん
 だけあって、
 凄まじい剛毛でございます」
ギャラン
ドゥマン
「きさまが痴漢か!」

小林 「どアホ!
 俺が痴漢に見えるか。
 あそこのヤツや!」
ギャラン
ドゥマン
「そうか。
 痴漢許すまじ!」
痴漢 「ぎゃあぎゃあ
 うるせえんだよ、
 この腐れ毛野郎が!!」
ギャラン
ドゥマン
「なにっ!
 いくぞ、必殺技!!」

むきむきぎしぎし

北小岩 「ギャランドゥマンさんの
 下半身の筋肉が
 きしんでおります。
 本気で怒らせて
 しまいました」
ギャラン
ドゥマン
「耳、鼻、口に
 ギャランドゥ。
 くらえ」

ぴしゅぴしゅぴしゅ

ギャランドゥマンのあそこ近辺の毛が
矢のように飛び、
痴漢の耳、鼻、口に入った。

痴漢 「うっ!
 なんか汚ねぇな」

とてつもなく汚いも嫌であるが、
なんか汚ねぇも十分嫌であろう。
しかし、必殺技のダメージが
「なんか汚ねぇな」でいいのか、
はなはだ疑問です。

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2020-08-23-SUN

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