KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百参拾参・・・診断

小林

「近頃健康診断しとるか」

北小岩 「おちんちんの様子は
 30分ごとに
 チェックしております」
小林 「見上げた心がけやな」
北小岩 「ありがとうございます」
小林 「ちんちんは
 もっとも大事な宝物やが、
 カラダ全体が健康でないと、
 来たるべき
 気持ちええことをする時に
 実力を発揮できないわな」
北小岩 「そうでございますね」
小林 「俺の友だちに、
 医者に股がきくヤツがおる」
北小岩 「股がきく?
 どういうことでございますか」
小林 「ヤツは女から
 生パンティをもらう名人で、
 スケベな医者に
 貴重なブツを融通しとる。
 それで医者も
 ヤツの言うことをきく」
北小岩 「確かに
 股がきくといっても
 過言ではございませんね」

まったくそうだとは思わないが
先に進もう。

小林 「いざという時
 下半身がMAXになるように、
 ヤツに俺とお前が
 タダで健康診断を受けられるよう
 医者に掛け合ってもらったんや」
北小岩 「ありがたき幸せにございます」
小林 「今から行ってみるか」
北小岩 「はい」

各自、蒸れきった褌の臭いを嗅ぎ、
その臭さを動力に病院に向かった。

看護師A 「院長から
 話はうかがっております。
 パジャマに着替え
 ベッドに仰向けに寝て
 待っていてください」

二人はまぬけ面のパジャマ姿で、
天井を眺めていた。

とぼとぼとぼ

小林

小林 「こ汚いオヤジが歩いとるな」
北小岩 「そうでございますね」
看護師A 「臭井さんの
 尿と便を持ってきて」
看護師B 「はい」

師弟の横で、
看護師さんが忙しそうに動いている。

看護師A 「早くして!」
看護師B 「はい!」

だだだだっ だん

看護師B 「あっ!」

ジョボッ

北小岩 「うげっ!
 コップが飛んできて
 こ汚い人の尿が
 口に入ってしまいました!!」

スポッ

小林 「げげっ!
 検便の棒が抜けて
 こ汚いヤツの糞が
 鼻の中に入った!!」

現在検便は棒状のものを刺して
キャップに入れるタイプが増えておりますが、
キャップが外れ
先端にブツのついたものが
先生の鼻奥深くに入ったのでした。
ケンコウ診断というより、
ケンベン診断でしたね。

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2020-09-20-SUN

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