小林 |
「近頃健康診断しとるか」
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北小岩 |
「おちんちんの様子は
30分ごとに
チェックしております」
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小林 |
「見上げた心がけやな」
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北小岩 |
「ありがとうございます」
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小林 |
「ちんちんは
もっとも大事な宝物やが、
カラダ全体が健康でないと、
来たるべき
気持ちええことをする時に
実力を発揮できないわな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「俺の友だちに、
医者に股がきくヤツがおる」
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北小岩 |
「股がきく?
どういうことでございますか」
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小林 |
「ヤツは女から
生パンティをもらう名人で、
スケベな医者に
貴重なブツを融通しとる。
それで医者も
ヤツの言うことをきく」
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北小岩 |
「確かに
股がきくといっても
過言ではございませんね」
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まったくそうだとは思わないが
先に進もう。
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小林 |
「いざという時
下半身がMAXになるように、
ヤツに俺とお前が
タダで健康診断を受けられるよう
医者に掛け合ってもらったんや」
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北小岩 |
「ありがたき幸せにございます」
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小林 |
「今から行ってみるか」
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北小岩 |
「はい」
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各自、蒸れきった褌の臭いを嗅ぎ、
その臭さを動力に病院に向かった。
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看護師A |
「院長から
話はうかがっております。
パジャマに着替え
ベッドに仰向けに寝て
待っていてください」
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二人はまぬけ面のパジャマ姿で、
天井を眺めていた。
とぼとぼとぼ
小林 |
小林 |
「こ汚いオヤジが歩いとるな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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看護師A |
「臭井さんの
尿と便を持ってきて」
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看護師B |
「はい」
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師弟の横で、
看護師さんが忙しそうに動いている。
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看護師A |
「早くして!」
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看護師B |
「はい!」
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だだだだっ だん
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看護師B |
「あっ!」
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ジョボッ
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北小岩 |
「うげっ!
コップが飛んできて
こ汚い人の尿が
口に入ってしまいました!!」
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スポッ
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小林 |
「げげっ!
検便の棒が抜けて
こ汚いヤツの糞が
鼻の中に入った!!」
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現在検便は棒状のものを刺して
キャップに入れるタイプが増えておりますが、
キャップが外れ
先端にブツのついたものが
先生の鼻奥深くに入ったのでした。
ケンコウ診断というより、
ケンベン診断でしたね。 |