北小岩 |
「秋分の日も過ぎ去り、
涼しくなりました」
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小林 |
「暑さ寒さも股間までや」
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北小岩 |
「先人たちは凄いです。
言い得て妙でございます」
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先人はそんなこと言ってない。
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北小岩 |
「先ほどお散歩をしておりまして、
最先端研究所の敷地に
ビニールハウスを
発見いたしました」
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小林 |
「ほほう。
何を栽培しとるんや」
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北小岩 |
「それが黒光りするビニールで、
中が見えませんでした」
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小林 |
「1黒2赤3紫やからな。
黒は極上や。
偵察に行くか」
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北小岩 |
「かしこまりました」
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二人は指浣腸を天に向け、
エイエイオ〜! と気勢をあげて
ビニールハウスに向かった。
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小林 |
「むっ! 見たか」
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北小岩 |
「町のイケメンが
女性研究員に促されて
入っていきました。
不可思議です。
探りを入れましょう」
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聞き耳を立てると。
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女性
研究員 |
「ここでは果物などに
金玉の遺伝子を組み込ませ、
新しい品種を
つくっています。
つきましては、
あなたの金玉のDNAを
いただきたいのですが」
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イケ
メン |
「えっ?
いったいどんな作物が
できるんですか」
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女性
研究員 |
「あなたの金玉は
美しそうなので、
例えばこちら」
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イケ
メン |
「いがぐりじゃないですか」
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女性
研究員 |
「中をご覧ください」
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イケ
メン |
「あっ、
金玉のような栗が
入ってる!
光ってます!!」
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女性
研究員 |
「美しい栗金玉は、
他の動物に
食べられないように
いがに守られているのです」
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イケ
メン |
「他にはどんな?」
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女性
研究員 |
「こちらはバナナに
イチモツ自慢の
よく反ったちんちん遺伝子と、
玉自慢の金玉DNAを
加味したものです」
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イケ
メン |
「・・・」
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女性
研究員 |
「独立した商品になるほどの
魅力を持たない
その他大勢の金玉は、
ぶどうになります。
全部でひと房という発想です。
私たちは
『きんたマスカット』と
呼んでいます」
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イケ
メン |
「うわっ!
これは?」
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女性
研究員 |
「しなびれた金玉しか
持っていないヤツの
ブツでできるのは、
乾燥玉プルーンです。
もちろん種抜きです」
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イケ
メン |
「こんな金玉の持ち主
いるのですか」
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女性
研究員 |
「小林と北小岩って
ヤツがいるの知ってますか?
ちんかすみたいな末輩です。
アマゾネス軍団を派遣して、
ヤツらの金玉から
DNAをとり、
金玉は生ごみに
だそうと思っています」
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ぶるぶる
だだだっ
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女性
研究員 |
「あっ!
あそこにいた。
誰か捕まえて!!」
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先生たちは全速力で姿をくらました。
この師弟の金玉遺伝子が入ったプルーンなど、
誰も食べないであろう。
ということは、
しなびれたプルーンをつくることが
目的ではなく、
師弟の金玉を生ごみとして捨てることの方に
比重があるとみて間違いないであろう。
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