リーン
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北小岩 |
「虫さんが鳴いております」
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リーン リーン
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北小岩 |
「メスと乳繰り合おうと
必死でございますね」
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ジロリッ
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北小岩 |
「あっ!
カマキリさんでございます。
まぐわっている最中に
食べられてしまいますよ!!」
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ガシッ
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北小岩 |
「しまったでございます。
わたくし、
おちんちんを出して
日干ししていたのですが、
カマにとらえられてしまいました。
このままではおちんちんが
食べられてしまいます!」
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ぶるぶるぶる
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小林 |
「お前、
真昼間から
ちんちんをちんこして、
いや、
連呼して何考えとるんや」
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北小岩 |
「これをご覧ください!」
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ひょい ぽい
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北小岩 |
「わっ。
ありがとうございます!
先生はわたくしのイチモツの
救世主でございます!」
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小林 |
「うむ。
それよりも、
トイレットペーパーに
異変がおき、
大変なパニックになっとるらしい」
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北小岩 |
「トイレットペーパーに?
なんのことやら
理解に苦しみます」
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小林 |
「知り合いの警察署長から、
実態調査してほしいと
いわれてな」
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北小岩 |
「先生がえげつないエロ本を
道に落ちていたことにして届け、
署長が閲覧する大義をつくって
懇意になったのですね」
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小林 |
「そやな。
とにかく行ってみよか」
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現場にはすでにパトカーが到着していた。
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署長 |
「どうやら
あそこの公衆トイレの
トイレットペーパーが
逆襲しだしたらしいんだ。
二人で使ってみてくれるかな」
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師弟は大の部屋に入っていきんだ。
その後、ペーパーを使うと。
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小林 |
「むっ!
ケツの穴から紙がとれん」
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北小岩 |
「わたくしもでございます」
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ぎゅお〜ん
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北小岩 |
「すさまじい力で
引っ張られます!」
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ど〜ん
二人はケツにペーパーを垂らしたまま
トイレから放り出された。
超強力磁石に吸い寄せられるように、
別々の方向へ引っ張られ。
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北小岩 |
「駅に向かっております。
ああ、列車のトイレから
トイレットペーパーが
伸びてきます」
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がしゃ
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北小岩 |
「連結いたしました」
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ぴ〜 がたん ごとん
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北小岩 |
「まずいでございます!
列車が走りだしました!!」
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北小岩くんは全力で走ったが、
同じ速度で走れるわけはない。
トイレットペーパーは切れるどころか
強度を増している。
先生はどうだろう。
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小林 |
「港に向かっとる。
ああ、フェリーのトイレから
トイレットペーパーが
伸びてきた」
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がしゃ
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小林 |
「連結した」
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ぼ〜 とっとっと
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小林 |
「やばい!
船が出航した!!」
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北小岩くんのペーパーが連結した列車は
「青森行」、先生の船は「小笠原行」だ。
二人はどうなってしまうのか。
それにしても、トイレットペーパーの逆襲って
いったい何? |