KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百参拾七・・・連結

リーン

北小岩 「虫さんが鳴いております」

リーン リーン

北小岩 「メスと乳繰り合おうと
 必死でございますね」

ジロリッ

北小岩 「あっ!
 カマキリさんでございます。
 まぐわっている最中に
 食べられてしまいますよ!!」

ガシッ

北小岩 「しまったでございます。
 わたくし、
 おちんちんを出して
 日干ししていたのですが、
 カマにとらえられてしまいました。
 このままではおちんちんが
 食べられてしまいます!」

ぶるぶるぶる

小林 「お前、
 真昼間から
 ちんちんをちんこして、
 いや、
 連呼して何考えとるんや」
北小岩 「これをご覧ください!」

ひょい ぽい

北小岩 「わっ。
 ありがとうございます!
 先生はわたくしのイチモツの
 救世主でございます!」
小林 「うむ。
 それよりも、
 トイレットペーパーに
 異変がおき、
 大変なパニックになっとるらしい」
北小岩 「トイレットペーパーに?
 なんのことやら
 理解に苦しみます」
小林 「知り合いの警察署長から、
 実態調査してほしいと
 いわれてな」
北小岩 「先生がえげつないエロ本を
 道に落ちていたことにして届け、
 署長が閲覧する大義をつくって
 懇意になったのですね」
小林 「そやな。
 とにかく行ってみよか」

現場にはすでにパトカーが到着していた。

署長 「どうやら
 あそこの公衆トイレの
 トイレットペーパーが
 逆襲しだしたらしいんだ。
 二人で使ってみてくれるかな」

師弟は大の部屋に入っていきんだ。
その後、ペーパーを使うと。

小林 「むっ!
 ケツの穴から紙がとれん」
北小岩 「わたくしもでございます」

ぎゅお〜ん

北小岩 「すさまじい力で
 引っ張られます!」

ど〜ん

二人はケツにペーパーを垂らしたまま
トイレから放り出された。
超強力磁石に吸い寄せられるように、
別々の方向へ引っ張られ。

北小岩 「駅に向かっております。
 ああ、列車のトイレから
 トイレットペーパーが
 伸びてきます」

がしゃ

北小岩 「連結いたしました」

ぴ〜 がたん ごとん

北小岩 「まずいでございます!
 列車が走りだしました!!」

北小岩くんは全力で走ったが、
同じ速度で走れるわけはない。
トイレットペーパーは切れるどころか
強度を増している。

先生はどうだろう。
小林 「港に向かっとる。
 ああ、フェリーのトイレから
 トイレットペーパーが
 伸びてきた」

がしゃ

小林 「連結した」

ぼ〜 とっとっと

小林 「やばい!
 船が出航した!!」


北小岩くんのペーパーが連結した列車は
「青森行」、先生の船は「小笠原行」だ。
二人はどうなってしまうのか。
それにしても、トイレットペーパーの逆襲って
いったい何?

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2020-10-18-SUN

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