KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百参拾九・・・力こぶ

小林 「あとふた月で来年や。
 お前今年モテたか」
北小岩 「モテる以前に、
 女性との触れ合いが
 ほとんどございませんでした。
 先生はいかがでございますか」
小林 「女か・・・。
 あれを女と呼んでええんか。
 触れ合いと呼んでええんか」
北小岩 「わたくしたちのおちんちんを
 亡きものにしようとする
 女性たちのことですね。
 わたくしたちの股間に
 竿と玉がまだついているのが
 不思議なぐらいです」
小林 「何度もとれかかったな」
北小岩 「とれてしまったことも
 ございます」

考えてみれば、
町の女性陣による師弟への股間攻撃は凄まじく、
生きているのが奇跡ともいえる。

小林 「俺たちは当然
 モテるべき人材であるのに、
 あまりにモテてん。
 方法が
 奇をてらいすぎていたのかも
 しれんな」
北小岩 「モテ男たちは
 ジムに通っているようです。
 先日、
 ジムのインストラクターの男性が
 デート中に
 大きな屁をこいてしまった場面に
 遭遇しました。
 デートが台無しになるのは
 かわいそうなので
 『わたくしの屁ですから
 わたくしが吸い込みます!』
 といって屁の罪を
 かぶりました。
 後日、感謝の気持ちとして
 ジムのタダ券を二枚いただいて」
小林 「でかしたな。
 これで俺たちもモテモテや」

二人は勇んでジムを訪れた。

「たあ〜〜〜!」

「と〜〜〜!」

北小岩 「みなさま、
 凄い気合でございます」

むくむくむく

小林 「むっ!
 見てみい」
北小岩 「力こぶが
 おちんちんの形になって
 そそり立っております!」
ジムに
通って
いる
女性
「きゃ〜、素敵!
 たくましいわ!」

小林 「あの女、
 目がとろんとしとるな。
 奴らがモテる理由が
 わかったな」

このジムでは
『ちん肉マシーン』と呼ばれる
特殊な器具をつけて
厳しいトレーニングを行い、
会員はおちんちん型力こぶを
出せるようになるのだった。

先生たちも器具をつけて
トレーニングを開始した。

ぶるぶるぶるぶる
ぶおおおおお〜〜〜

北小岩 「こんな過酷な
 バイブレーションに
 さらされながら、
 筋トレし続けなければ
 ならないのですか」
小林 「モテるためや。
 耐えるんや」

それから数時間後。

ぎりぎりぎり

小林 「見ろ!
 ちんちん型の筋肉が
 そそり立ってきたで」
北小岩 「わたくしもでございます」

ぼっき〜

小林 「完璧な形や」
北小岩 「わたくしもでございます!」

ぞろぞろぞろ

北小岩 「あっ!
 アマゾネス軍団方々です」
アマゾ
ネス
軍団
首脳
「イケメンならともかく、
 お前らのチン肉なんて
 気持ち悪いんだよ」
アマゾ
ネス
軍団員
「折りましょうか」
アマゾ
ネス
軍団
首脳
「そうしよう」

ボキッ ボキッ

小林 「うお〜!」
北小岩 「腕が〜〜〜」

師弟のおちんちん型力こぶは、
軍団によって折られてしまった。
あまりのショックで、筋肉のみならず、
ちんちん本家まで折れたも
同然になってしまった。
もっとも師弟のちんちんなど
使う機会もないのだから、
折れたところで大勢に影響はないであろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2020-11-01-SUN

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