小林 |
「あとふた月で来年や。
お前今年モテたか」
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北小岩 |
「モテる以前に、
女性との触れ合いが
ほとんどございませんでした。
先生はいかがでございますか」
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小林 |
「女か・・・。
あれを女と呼んでええんか。
触れ合いと呼んでええんか」
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北小岩 |
「わたくしたちのおちんちんを
亡きものにしようとする
女性たちのことですね。
わたくしたちの股間に
竿と玉がまだついているのが
不思議なぐらいです」
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小林 |
「何度もとれかかったな」
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北小岩 |
「とれてしまったことも
ございます」
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考えてみれば、
町の女性陣による師弟への股間攻撃は凄まじく、
生きているのが奇跡ともいえる。
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小林 |
「俺たちは当然
モテるべき人材であるのに、
あまりにモテてん。
方法が
奇をてらいすぎていたのかも
しれんな」
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北小岩 |
「モテ男たちは
ジムに通っているようです。
先日、
ジムのインストラクターの男性が
デート中に
大きな屁をこいてしまった場面に
遭遇しました。
デートが台無しになるのは
かわいそうなので
『わたくしの屁ですから
わたくしが吸い込みます!』
といって屁の罪を
かぶりました。
後日、感謝の気持ちとして
ジムのタダ券を二枚いただいて」
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小林 |
「でかしたな。
これで俺たちもモテモテや」
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二人は勇んでジムを訪れた。
「たあ〜〜〜!」
「と〜〜〜!」
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北小岩 |
「みなさま、
凄い気合でございます」
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むくむくむく
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小林 |
「むっ!
見てみい」
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北小岩 |
「力こぶが
おちんちんの形になって
そそり立っております!」
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ジムに
通って
いる
女性 |
「きゃ〜、素敵!
たくましいわ!」
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小林 |
「あの女、
目がとろんとしとるな。
奴らがモテる理由が
わかったな」
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このジムでは
『ちん肉マシーン』と呼ばれる
特殊な器具をつけて
厳しいトレーニングを行い、
会員はおちんちん型力こぶを
出せるようになるのだった。
先生たちも器具をつけて
トレーニングを開始した。
ぶるぶるぶるぶる
ぶおおおおお〜〜〜
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北小岩 |
「こんな過酷な
バイブレーションに
さらされながら、
筋トレし続けなければ
ならないのですか」
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小林 |
「モテるためや。
耐えるんや」
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それから数時間後。
ぎりぎりぎり
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小林 |
「見ろ!
ちんちん型の筋肉が
そそり立ってきたで」
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北小岩 |
「わたくしもでございます」
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ぼっき〜
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小林 |
「完璧な形や」
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北小岩 |
「わたくしもでございます!」
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ぞろぞろぞろ
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北小岩 |
「あっ!
アマゾネス軍団方々です」
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アマゾ
ネス
軍団
首脳 |
「イケメンならともかく、
お前らのチン肉なんて
気持ち悪いんだよ」
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アマゾ
ネス
軍団員 |
「折りましょうか」
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アマゾ
ネス
軍団
首脳 |
「そうしよう」
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ボキッ ボキッ
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小林 |
「うお〜!」
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北小岩 |
「腕が〜〜〜」
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師弟のおちんちん型力こぶは、
軍団によって折られてしまった。
あまりのショックで、筋肉のみならず、
ちんちん本家まで折れたも
同然になってしまった。
もっとも師弟のちんちんなど
使う機会もないのだから、
折れたところで大勢に影響はないであろう。 |