シュッシュッ
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小林 |
「どや」
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北小岩 |
「その瞬間は
あたたかいのですが」
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ぶるぶる
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北小岩 |
「今年の寒さをしのぐには
乾布摩擦では無理です。
せめて湯たんぽぐらい
ございませんと」
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小林 |
「エロ本はどや」
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北小岩 |
「興奮はしても
暖をとるまでには至りません」
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小林 |
「エロは
命の保証があってのものやな。
町の会館で
暖房具見本市が開かれとる。
運がよければ
何かもらえるかもしれん」
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北小岩 |
「すぐにまいりましょう」
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二人は己のちんちんを限界まで引っ張り、
股間が一瞬あったまった隙をついて
会館に向かった。
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女性
暖房具
販売員 |
「いらっしゃいませ」
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北小岩 |
「例年ですと
乾布摩擦とエロ本で
越冬できたのですが、
限界のようです。
下半身の奥から
ぬくもりをいただけるものは
ございませんか」
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女性
暖房具
販売員 |
「エロ本よりも
強力なモノございますよ。
こちらです」
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北小岩 |
「普通のコタツのように
見えますが」
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女性
暖房具
販売員 |
「お試しください」
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北小岩くんが下半身を入れてみる。
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北小岩 |
「温かいのは確かですが、
エロ本よりも強力と
言えるのでしょうか」
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女性
暖房具
販売員 |
「では強めにします」
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女性暖房具販売員が
ちんちん型のコントローラーをなでる。
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北小岩 |
「むっ!
なぜか
悶々としてまいりました」
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しゃき〜ん
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北小岩 |
「恥ずかしながらイチモツが
怒張してしまいました」
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女性
暖房具
販売員 |
「これは並みのコタツではなく、
チン赤外線を用いて
局所を刺激する
『ちんコタツ』です」
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北小岩 |
「確かにちんこが」
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小林 |
「みなまでいうな。
手軽に持ち帰れるモノは
ないんか」
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女性
暖房具
販売員 |
「それならこちらです。
本日モニターで
体験していただけます」
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小林 |
「なんやこれは。
ふんどしやないか」
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女性
暖房具
販売員 |
「『電気ふんどし』です」
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北小岩 |
「こちらの
きりたんぽみたいなものは
何ですか」
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女性
暖房具
販売員 |
「お尻の穴に入れて
奥から温める
『シリタンポ(尻たんぽ)』です。
お試しいただいて
相性がいいようでしたら、
どちらも特別に
お持ち帰りいただけます」
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小林 |
「これで冬を越せるな」
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北小岩 |
「試してみましょう」
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先生は電気ふんどしを装着し、
弟子はシリタンポをお尻に入れた。
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女性
暖房具
販売員 |
「ではスイッチオン!」
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北小岩 |
「ぽかぽかしてまいりました」
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小林 |
「ええ感じやな」
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女性
暖房具
販売員 |
「最強にしてみま〜す」
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ぽかぽか もくもく
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小林 |
「むっ、
煙が出とるやないか」
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ぼっ!
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小林 |
「ふんどしが燃え出したで。
ちんちんが炭になって
しまうやないか!」
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北小岩 |
「わたくしも、
尻に火がついております!」
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小林&
北小岩 |
「うお〜〜〜!」
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先生のちんちんと北小岩くんのケツの穴は、
どうなってしまうのでしょうか。
どうなってもまったく
大勢に影響はないですね。 |