北小岩 |
「息が白いでございますね。
この白い物体の向こうに」
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小林 |
「小股の割れ上がったええ女が、
素っ裸で立っとるとええのにな」
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小林&
北小岩 |
「あはははは」
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昨年からお仕置き隊の恐るべき攻撃で
股間を爆破されそうになっている師弟だが、
まったくこりていないようだ。
ぎぎっ
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小林 |
「むっ。
突然電柱が傾いてきたで」
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北小岩 |
「あっ、倒れます!」
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だ〜ん!
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北小岩 |
「間一髪でした。
あちらをご覧ください!」
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小林 |
「あれも倒れるで」
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だ〜ん!
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北小岩 |
「いったいどうしたので
ございましょうか」
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小林 |
「不可解や。
俺の知り合いにやたらと
電柱に詳しい奴がおる。
聞きに行くか」
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ぷ〜っ ぶりっ ぷ〜っ ぶりっ
二人はそれぞれ己に
にぎりっ屁をしようとしたところ、
少し実が出てしまい、
仕方なく尻を押さえながら
電柱に詳しい奴のところへ向かった。
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北小岩 |
「あそこに電柱に
カンチョウしている方が
いらっしゃいます」
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小林 |
「ヤツや。
おう、久しぶりやな。
さっき突然電柱が
倒れてきたんやが、
何か知っとるか」
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やたらと
電柱に
詳しい奴 |
「そのことですか。
電柱には
男電柱と女電柱があるのを
知ってますか」
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北小岩 |
「初めてうかがいました」
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やたらと
電柱に
詳しい奴 |
「男電柱→男電柱と
並んでいる場合はいいんだけど、
隣に女電柱が立っている場合、
乳繰り合ったりするんだよ」
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北小岩 |
「どのようにですか」
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やたらと
電柱に
詳しい奴 |
「電線を使って
男電柱が
モミモミ電気を送るんだよ」
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北小岩 |
「するとどうなるのですか」
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やたらと
電柱に
詳しい奴 |
「女電柱が感じると
電線が上気してきて、
いやらしく揺れるんだよ。
興奮がレッドゾーンに入ると、
ショートすることもあるんだ」
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北小岩 |
「そうなのですか!」
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やたらと
電柱に
詳しい奴 |
「地中も怪しい状態に
なっているんだよ。
男電柱は
根を生やしているからね」
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北小岩 |
「木や草のようにですか」
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やたらと
電柱に
詳しい奴 |
「根と言っても『男根』だよ。
人間と同じように
個体差で長い、
短いがあってさ。
長い男根は女電柱の秘所に
届いちゃうんだよ。
だから電線で上半身、
根で下半身に
ちょっかい出せるんだ」
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北小岩 |
「それが電柱が倒れるのと
どう関係するのですか」
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やたらと
電柱に
詳しい奴 |
「短い男根の電柱が
女電柱の下半身を突きたくて、
でも男根が届かないから
何とか近づこうとする。
それで勢い余って傾いて
しまいに倒れちゃうんだよ」
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北小岩 |
「倒れた電柱は
どうなるのですか」
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やたらと
電柱に
詳しい奴 |
「撤去されて
処分されてしまうので、
永遠に女電柱と
まじわることはないんだよ」
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悲しいのだか何なのだかよくわかりませんが、
男電柱がどスケベなことは確かなようですね。 |