村の
エネル
ギー長官 |
「あちらをご覧ください」 |
小林 |
「風車があるな」
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ひゅ〜 ひゅ〜
クルクルクルクルクルクルクルクルクルクル
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北小岩 |
「凄い勢いで回っておりますね。
これならばかなりの発電が
期待できますね」
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先生の町は、数年後に自然エネルギーで
100%電力を賄うこととなった。
そのため師弟が
自然エネルギーだけで生活しているという村を
視察に来たのである。
なぜ二人が選ばれたかと言えば、
町で一番暇という以外の理由はない。
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小林 |
「風車で全電力を
賄っとるんか」
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村の
エネル
ギー長官 |
「違います。
この風力発電はもっと
趣味的なものに
使われています」
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北小岩 |
「と申しますと」
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村の
エネル
ギー長官 |
「充電が完了したら
逆回転させます」
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ぴ〜
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村の
エネル
ギー長官 |
「完了です。
スイッチを押します」
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ぷっ ぐわ〜ぐわ〜ぐわ〜
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北小岩 |
「凄まじい風です!」
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スカート
の女性
たち |
「キャ〜ッ!」
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村の
エネル
ギー長官 |
「絶景かな絶景かな!」
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パンティを拝むためだけに、
特殊風車を設置したのであった。
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北小岩 |
「わたくしたちの任務は
視察でございます。
パンティ風車だけでは
帰れません。
他に自然エネルギーを
使ったものはないのですか」
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村の
エネル
ギー長官 |
「水車もありますよ。
小川に行きましょう」
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水車に近づくと。
コトコトコトコト シュシュシュ
「あ〜!」
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北小岩 |
「今の『あ〜!』は
何でしょう?
うわ!
素っ裸の男の方が
仰向けになっております!」
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小林 |
「水輪の横の棒に
刷毛がついとる。
輪が回るたびに
刷毛がちんちんを
ソフトタッチで撫でるように
なっとるんや」
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村の
エネル
ギー長官 |
「持続可能な
気持ちよさですね」
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コ〜ン
「うっ!」
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小林 |
「なんや?」
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妙な音のする方を凝視する。
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北小岩 |
「あっ!
またまた全裸の男の方が
仰向けになっております」
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小林 |
「湧水を使ったししおどしや。
いや、ちんおどしや。
水がたまってこぼれ、
ちんちんを打つように
なっとる」
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北小岩 |
「座禅で肩を打たれるように、
おちんちんが的に
なっております。
禅の方でしょうか?」
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村の
エネル
ギー長官 |
「禅ではなく、
ぜんぜんダメな男です。
持続可能な喝! です」
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小林&
北小岩 |
「・・・」
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視察は何の役にも立たなかった。 |