小林 |
「近頃神社に
お参りに行っとらんな」
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北小岩 |
「そうでございますね」
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小林 |
「運が回ってこんのは、
そのせいかもしれんな」
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北小岩 |
「イケません。
すぐにイキましょう」
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わざといやらしく話す。
永久に運など回ってこないであろう。
こくん こくん パン!パン! こくん
師弟は各自、己のちんちんに
二礼・二拍手・一礼し、神社へ向かった。
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北小岩 |
「先生の町の空気は
邪気スモッグが
含まれておりますが、
神社だけは澄んでおりますね」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「はて?
今、本殿の裏で
何かが光ったような」
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小林 |
「なんやろな」
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裏に回ると。
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北小岩 |
「こんなところに
小さな神社がございます」
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小林 |
「なになに。
『石鹸神』」
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北小岩 |
「どういうことでしょうか」
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小林 |
「わからんな。
長老のところへ行くか」
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師弟が祠に近づくと、妙な音がする。
ちゅ〜 ちゅ〜
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小林 |
「長老や。
多分パンティの秘所を
ストローで吸っとるんやろ」
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北小岩 |
「長老様は超高齢でございます。
まさかそんな」
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ぎ〜
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長老 |
「おお!
いい味しとるぞ」
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やはりパンティの秘所を
ストローで吸っていた。
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北小岩 |
「長老様。
神社の本殿の裏に、
『石鹸神』と書かれた
小さな神社があったのですが」
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長老 |
「えっ?
ソープランドじゃと??」
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北小岩 |
「違います。
石鹸神です。
なぜ、石鹸が
私たちの町の神様なのでしょうか」
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長老 |
「そのことか。
江戸時代のことじゃがな。
この村ではエロ時代と
呼ばれていたんじゃ」
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あまりにこてこてである。
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長老 |
「男も女も全裸で
過ごしとったんじゃが、
そうすると秘所が汚れてな」
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北小岩 |
「はい」
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長老 |
「ある時、
空から石鹸が降って来てな。
女の秘所をなでてバウンドし、
こんどは男のイチモツを
いい感じですべってな。
それからまたバウンドして
今度は別の女の秘所をつたい、
それからまたイチモツを
スライドしてな。
そうこうするうちに、
村全員の秘所に
石鹸がついたんじゃ」
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北小岩 |
「そうなのでございますか!」
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長老 |
「その後大雨が降り、
みんなの股間を
きれいに洗い流した。
村人は喜んで、
秘所を触り合ったり
匂いをかぎあったりした。
それ以来、人々は
石鹸を神様と
崇めるようになったんじゃ」
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よい話という気もするのだが・・・。 |