ぽわわ〜ん
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小林 |
「ええ陽気やな」
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北小岩 |
「カラダもココロも
ゆるみますね」
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パッ パッ
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小林 |
「花が咲き誇っとるな」
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北小岩 |
「なんと可憐なことでしょう。
しかし、名前がわかりません」
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小林 |
「ハナミズキに
マリーゴールド。
クレマチスにアザレア」
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北小岩 |
「わたくし、
ラザニアは知っておりますが、
アザレアは存じませんでした。
先生はなぜそんなに
お花に詳しいのですか」
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小林 |
「俺が若い頃、
パンティといえば
花柄が花形やった」
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北小岩 |
「はい」
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小林 |
「パンティに
何の花が描かれているか
一発で当てて、
モテる予定で
必死に覚えたんや」
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そんな場面は生涯一度もおとずれなかった。
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小林 |
「それはそうとして、
こんなところに
自動販売機があったか?」
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北小岩 |
「初めて拝見いたします」
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小林 |
「商品が出とらんな」
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北小岩 |
「何の販売機かわかりません。
あっ、男性がお金を入れます」
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チャリン
ぐい〜ん
モミモミ
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男 |
「おお!」
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北小岩 |
「イチモツをスケベハンドで
もまれております!
もう一人まいりました」
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ちゃりん
ふわふわ〜
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男 |
「うほほ〜!
町一番の美女のパンティだ!!」
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小林 |
「ええやないか!
おっ、こんなところに
100円落ちとる。
次は俺の番や」
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チャリン
ぐい〜ん
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小林 |
「でへへへ。
きたな」
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北小岩 |
「スケベハンドではなく、
杭が出て
先生のイチモツを
目指しております」
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ぴたっ
ぐ〜 ぐぐぐ
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北小岩 |
「自販機が傾いております」
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ぐぐぐぐぐぐ ど〜ん
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小林 |
「うお〜〜〜!」
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自販機は倒れ、
先生のイチモツに杭がくいこんだ。
いったいこれは何なのか。
自販機の裏には
『最先端研究所 怒女子』の刻印があった。
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