ぷ〜っ!!
放屁の音がする。
ぷ〜っ!!! ぷ〜っ!!!
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小林 |
「お前いま、
屁を三連射したやろ」
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北小岩 |
「あっ、先生。
わたくしの肛門は天岩戸のように
固く閉ざされたままです。
屁は外で轟いておりました」
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小林 |
「ということは、
考古学者の亜底掘万毛
(あそこほりまんげ)やな」
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がらっ
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亜底掘
万毛 |
「こんにちまんげ」
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小林 |
「ひさしぶりやな。
どないした」
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亜底掘
万毛 |
「私たちのチームが
歴史的な発見をしまんした!!」
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北小岩 |
「何かわかりませんが、
凄いでございます!」
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亜底掘
万毛 |
「ただ発掘作業員が
人手不足なので、
町で一番暇な先生と北小岩さんに
手伝っていただきたいのですちん」
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小林 |
「俺たちは
この時のために
暇にしとるんや!」
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北小岩 |
「急ぎましょう!」
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二人は各自ケツ毛をむんずとつかみ、
その刺激を原動力として発掘現場に向かった。
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小林 |
「何やこれは!」
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北小岩 |
「一見イースター島の
モアイ像のようですが、
顔ではなく
おちんちんであります」
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亜底掘
万毛 |
「そうまんですよ。
10メートル以上ある
ちんちんの化石が
我が町で見つかったんですちん」
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北小岩 |
「超巨大な恐竜さんの
おちんちんなのでございますか」
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亜底掘
万毛 |
「学会の意見は、
巨大恐竜のちんちん説と、
ちんちん単体説に
割れていまんです」
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北小岩 |
「なるほど。
わたくしたちの町にも、
世界遺産級のモノがあるのは
誇りでございます」
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亜底掘
万毛 |
「名前は
『オラノサオデス』に
なりまんした」
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小林 |
「ティラノサウルスみたいで
カッコええな。
ところで俺たちは
何をすればええんや」
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亜底掘
万毛 |
「発掘完了しましたので、
運ぶのに手を貸して
いただけまんすか」
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北小岩 |
「光栄でございます!」
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師弟は考古学者たちの間に入った。
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亜底掘
万毛 |
「では持ち上げます。
ちんせ〜の!」
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小林 |
「むっ!
重すぎるな」
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ぐぐぐっ
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北小岩 |
「あっ!
倒れてまいります」
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ど〜ん
ぼぼぼぼぼっき〜!
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小林&
北小岩 |
「うお〜!」
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二人は考古学者たちとともに、
ちんちんの化石の下敷きになってしまった。
ちなみに『ぼっき〜』は
屹立した音ではなく、
ぼきっと折れてしまった音である。
ちんちんが折れてしまったのは、
男としていたたまれない気持ちです。 |