じめ〜
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北小岩 |
「暑い上に
物凄い湿気でございます。
このままではおちんちんに、
じめじめ茸が生えてしまいます」
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じろ〜
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北小岩 |
「むっ!」
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にょき
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北小岩 |
「まずいでございます。
小さなじめじめ茸が
生えている気がいたします。
先生!」
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小林 |
「何やお前!
俺に薄汚れた極小松茸を
見せつけてどないするんや」
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北小岩 |
「ついにじめじめ茸が
生えてしまったようなのです」
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小林 |
「どうせ
使う機会などない場所に
生えとる。
大切に育てるこっちゃ」
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じめじめ茸がどんなものか
見てみたい気もするが、
やはり見たくないので先に進もう。
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小林 |
「我が町の美人四姉妹が
それぞれ店を出して、
大繁盛しているようやな」
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北小岩 |
「噂になっておりますね」
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小林 |
「美人だから
繁盛しているだけや
ないらしい」
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北小岩 |
「そうなのでございますか。
どのような理由が」
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小林 |
「さぐってみるか」
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ぶちっ
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北小岩 |
「うっ!」
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弟子は股間をさぐり、
じめじめ茸がこれ以上育たないように
引っこ抜いた。
それはどうでもいいのだが、
二人は四姉妹それぞれの店の前に行き、
出てきた客に大繁盛の理由を聞くことにした。
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北小岩 |
「まずは長女。
和服がとても似合う
美人さんでございます。
お店は小料理屋です」
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がらっ
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北小岩 |
「お客様が出てまいりました。
お忙しいところ
大変申し訳ございません。
こちらのお店は
とても繁盛して
いらっしゃいますが、
なぜでしょうか」
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小料理
屋の客 |
「ここだけの秘密なんだけど、
いろんな客が
つまみをのべ69品ぐらい
注文した頃に、
つまみのひとつに
縮れた毛が入っているんだよ」
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北小岩 |
「そうなのでございますか!」
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小料理
屋の客 |
「切り盛りしているのは
お嬢さん一人だから、
間違いなく
彼女の毛なんだよ。
わざと入れてるんじゃなくて、
なぜかそれぐらいの間隔で
紛れ込むんだよ。
男たちも暗黙の了解で、
ラッキー毛をゲットした時も
お嬢さんにはわからないように、
指をピースの形にして
鼻の穴に
つっこむことにしているよ」
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ちなみに縮れた毛は、
もずくに入っていることが多いという。
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北小岩 |
「次は次女の
パスタ屋さんでございます。
常連さんらしき方が
出てまいりました。
お忙しいところ
大変申し訳ございません。
こちらのお店は
とても繁盛して
いらっしゃいますが、
なぜでしょうか」
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パスタ
屋の客 |
「ここだけの秘密なんだけど、
いろんな客が
パスタをのべ69品ぐらい
注文すると、
そのひとつに
縮れた毛が入っているんだよ」
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北小岩 |
「やっぱり!」
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パスタ
屋の客 |
「切り盛りしているのは
お嬢さん一人だから、
間違いなく
彼女の毛なんだよ。
わざと入れてるんじゃなくて、
なぜかそれぐらいの間隔で
紛れ込むんだよ。
男たちも暗黙の了解で、
ラッキー毛をゲットした時も
お嬢さんにはわからないように、
一本指で自分のほっぺたを
つんつんした後、
お尻の穴に指をつっこむんだよ」
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ちなみに縮れた毛は、
たらこスパゲッティの海苔に
入っていることが多いという。
三女は中華料理店。
四女はスペイン料理店。
三女の縮れ毛は椎茸入り肉まんに、
四女の縮れ毛はパエリアのムール貝に
入っていることが多いそうである。
肉まんの方はたまに波平氏の頭のように
表面に一本立っていることがあるらしいので、
三女に見つかってしまわないか心配である。
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