ギラギラギラ
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北小岩 |
「ついに本格的な夏でございます。
これほど暑いと
おちんちんが
枯れてしまわないか
心配でございます」
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じ〜〜〜 ぱたぱた
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北小岩 |
「まだぎりぎり
大丈夫なようです。
しかし、
あおぐだけでは危険です。
おちんちんにも
お水をあげなければ」
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バタバタバタバタ
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北小岩 |
「伝書鳩さんでございます」
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ぽとっ
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北小岩 |
「くわえていた
使用済みパンティを
落としました」
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小林 |
「お前なんでちんちん出して、
パンティを握りしめとるんや。
どっから盗んできたんや」
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北小岩 |
「あっ、先生。
そうではございません。
伝書鳩さんが渡しに来たのです」
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小林 |
「むっ!
パンティのデリケートゾーンが
当たる部分に、
こ汚い字で
『長老』と書かれとる。
召集やな」
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二人はちんちんが熱中症をおこさないように
井戸水を浴びせ、町はずれの祠に向かった。
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北小岩 |
「私たちが訪れる時、
長老様はエロ本片手に
怪しげなことを
していらっしゃいますが、
今回もでしょうか」
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小林 |
「このクソ暑いのにまさか」
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北小岩 |
「長老様、
お元気でいらっしゃいますか。
あっ」
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長老は左手にエロ本を持ち、
右手を褌の中でもそもそ動かしていた。
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長老 |
「お前らか。
実は我が町を
『日本で一番なかよしな町』に
しようと思ってな。
それには夫婦仲がいいことが
一番じゃ。
そのために夫婦が
もっとなかよくなる
特別なプレゼントを考えた。
これを町長に渡してくれ」
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その内容は褌に書かれていた。
褌をはずし北小岩くんに手渡すと、
しなびたブツが風に揺られた。
それから数週間後、
夫婦に何が届けられたのだろうか。
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夫婦
A妻 |
「町から突然
『二人用便器』が
送られてきたのよ」
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夫婦
B妻 |
「『二人用便器』って
なに?」
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夫婦
A妻 |
「縦長の洋式便器で、
二人で座って
一緒におしっこができるのよ」
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夫婦
B妻 |
「へえ。面白そうね」
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夫婦
A妻 |
「試しに夫と二人で
してみたのよ。
夫ったら
『出発進行〜!』っていいながら
放尿しだしたから、
私も『発射オーライ!』って
応えながら出したわ」
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夫婦
B妻 |
「電車ごっこみたいで楽しそうね」
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夫婦
A妻 |
「あなたのところは
何が送られてきたの?」
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夫婦
B妻 |
「食卓用のスケベ椅子が二脚」
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夫婦
A妻 |
「どう?」
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夫婦
B妻 |
「食後に一緒に
ワインを飲んでいたら
夫が興奮してね。
スケベ椅子の空間に手を入れ
私に悪さをしようとして
スケベ椅子ごと倒れて
玉を挟んじゃったのよ」
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夫婦
A妻 |
「あはははははは」
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町が夫婦にプレゼントし、
そのプレゼントを介して夫婦がなかよくなる。
長老の発案はただくだらないだけということが
ほとんどだが、今回は趣を異にしているようだ。 |