KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の八百七拾九・・・虫とともに

ギラギラ もわ〜ん

北小岩 「灼熱地獄でございます!
 先生宅より
 まだ外の方がましでございます」

だっ しゅっ

北小岩 「全裸になって
 おちんちんにも
 風をあてなければ」

す〜

北小岩 「暑さで体力を奪われているため、
 眠くなってしまいました。
 ここは日陰ですから大丈夫です」

北小岩くんが庭で熟睡してしまった30分後。

じりじりじり ぼわ〜

北小岩 「あれっ。
 おかしいでございます。
 ペットボトル?
 うわ!
 陰毛から煙が出ております!!」

ざばっ

小林 「お前、
 ちんちんの送り火でも
 しとるんかい」
北小岩 「先生!
 チン火していただき
 ありがとうございました!
 私、体力消耗のため
 全裸で眠り込んで
 しまったのですが、
 どうやら
 お隣様の塀の上から転がってきた
 水入りペットボトルによって
 収れん現象がおき、
 陰毛に火がついて
 しまったらしいのでございます」

小林 「相変わらずくだらんな。
 それより、
 川のほとりに
 虫屋ができたのを知っとるか」
北小岩 「ちらっと拝見いたしました。
 『穴流(あなる)昆虫店』と
 書かれておりました」
小林 「気になるな。
 行ってみるか」

店名からしてしょうもないが、
店をのぞいてみよう。

小林 「虫がおらんな」
店長 「ここにおりますよ」

店長はズボンとパンツを同時に脱ぐと
先生に尻を向けた。

小林 「ケツの穴に
 蜘蛛が巣を張っとる!」
店長 「『屁嗅グモ(へかぎぐも)』と
 いいます。
 屁の匂いを嗅ぐかわりに、
 ケツの穴に虫が侵入するのを
 防いでくれます」
北小岩 「初めて拝見いたしました」

店長はくるりと前を向き。

店長 「僕は陰毛が薄いんだけど、
 この『陰毛虫(いんけむし)』が
 いてくれるから、
 結構りっぱに見えるんですよ。
 お〜い、来てくれ」
店員 「はい!」

店員が駆けつける。
やはりズボンとパンツを同時に脱いだ。

北小岩 「おちんちんが
 二本ついております!」
店員 「一本は自前で、
 もう一本は
 『ちんもどき』っていう
 虫なんですよ。
 海でサメに
 ちんちんを狙われた時、
 身を挺して
 自分がサメに食べられ、
 僕のちんちんを
 守ってくれるんですよ」
小林 「その虫はなんや!」

店長のちんちんの下に、
不思議な虫がくっついている。

店長 「『尿瓶虫(しびんむし)』
 ですよ。
 おしっこを
 漏らしそうになった時、
 飲んでくれます」
小林&
北小岩
「・・・」


二人はおみやげに
小さなクワガタのような虫をもらった。
虫はクワで針を挟んでいた。
きっとそれはクワガタではなく、
『ハリガタ(張形)』というのであろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2021-08-08-SUN

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