小林 |
「今年の中秋の名月は
ひどい目にあったな」
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北小岩 |
「8年ぶりに
マン月だったのですね」
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小林 |
「当然、マンには
敬意を表さねばならんからな」
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北小岩 |
「マンに向かって、
チンを出したのでございますね」
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小林 |
「俺たちが
マンとチンの交流を
楽しもうと思っとったら
蚊の大群に襲撃されたな」
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北小岩 |
「チンチンの血という血を吸われ、
貧血、もとい、チン血で
倒れそうになりました」
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小林 |
「ええことをする
チャンスが訪れた際、
海綿体の充血能力が落ちていたら
一大事やからな」
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北小岩 |
「先生はチン血を吸った蚊を
すべてつぶしましたね」
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小林 |
「当然や」
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結論から言えば、ちんちんをしまっておけば
それで済んだ話であろう。
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小林 |
「そういえば、
子どもの頃に
ピンポンダッシュをするやつが
おらんかったか」
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北小岩 |
「おりました。
毎回被害にあっている家の
ご主人が怒りまして、
ばれないように呼鈴に
犬の糞を仕掛けたのです。
悪ガキどもは気がつかずに
糞がついた指を
鼻に突っ込んでしまい
苦しんでおりました」
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小林 |
「なるほどな」
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何がなるほどなのかよくわからない。
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小林 |
「近頃町に、
背中に呼鈴をつけた男たちが
現れとるらしい」
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北小岩 |
「そうなのでございますか。
あっ!
あの方、
背中に呼鈴をつけております」
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小林 |
「むこうにもおるな。
お前はヤツの後を追え。
俺はアイツの後を追う」
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北小岩 |
「かしこまりました!」
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弟子は呼鈴男がエレベーターに乗るのをみて、
駆け込んだ。
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北小岩
くんの
心の声 |
「それにしても
小さなエレベーターで
ございますね。
二人乗ると
キツキツでございます。
この方の呼鈴の横に
『ご自由に呼び出してください』と
書かれております。
何を呼び出すので
ございましょうか。
押してみます」
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ピンポ〜ン!
ぶ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ
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北小岩 |
「むっ!
わたくしは屁を
呼び出してしまったようで
ございます」
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ぶ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ
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北小岩 |
「物凄い臭いでございます!
屁のバズーカ砲でございます。
早く逃げなければ。
あっ、
このエレベーターは
動いておりません。
ドアが開きません!」
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ぶ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ
肺に屁が充満し、弟子は気絶した。
先生は大丈夫なのだろうか。
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小林
先生の
心の声 |
「むっ、
こいつの呼鈴の横に
『ご自由に呼び出してください』と
書かれとるな。
とにかく押してみるか」
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ぴ〜〜〜〜
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小林 |
「犬笛の音や」
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ぞろぞろぞろぞろ
ぞろぞろぞろぞろ
先生は凶暴そうな野犬数百匹に取り囲まれた。
男はいつの間にかどこかに行ってしまった。
ブリッブリッブリッブリッブリッ
ブリッブリッブリッブリッブリッ
ブリッブリッブリッブリッブリッ
野犬はいっせいに糞をした。
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小林 |
「やばい!
俺は糞を
呼び出してしまったようや。
糞の輪に取り囲まれた!
突破せにゃ!!」
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ダッ グニョッ ベチャッ
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小林 |
「うお〜〜〜!」
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糞の輪から逃れようと走ったのだが、
すぐに足をとられ顔から糞に突っ込んでしまった。
皆様は背中に呼鈴をつけた男を見ても、
決して押さないようにご注意くださいませ。 |