小林 |
「町にささやかな異変が
起きとるらしいな」
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北小岩 |
「小耳に挟んでおります」
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小林 |
「何かがやる気を出して
それが異変につながっとるらしい」
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北小岩 |
「そのようでございますね。
といっても何のことやら
さっぱりわかりません」
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小林 |
「俺もや」
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北小岩 |
「あっ。
前方より異変に詳しい人が
やってまいります。
うかがってみましょう。
まったくお忙しくなさそうなところ、
大変申し訳ございません。
今、町のあちこちで
何かがやる気を出したがゆえに
ささやかな異変が
起きているらしいのですが、
どういうことでしょうか」
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異変に
詳しい
人 |
「そうですね。
先生は人が
何かをやっているのを見て、
これなら自分にもできると
思ったことはありませんか」
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小林 |
「しょっちゅうや」
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北小岩 |
「先生は男の人と女の人が
ドッキングしているらしき
エロ本を見ていると、
俺の方が69倍はでかく、
さらなる法悦へと誘えるのになんや!
と猛り狂っております。
実際には
ペットボトルのふたぐらいの
大きさであるのに、
自分でもエッチ男優以上に
できると勘違いされているので
ございます。
あっ、申し訳ございません」
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小林 |
「まあええ。
でもそれがなぜ
異変につながるんや」
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異変に
詳しい
人 |
「百聞は一見に如かずですね。
一緒に見に行きましょう」
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三人は異変に詳しい人のスケベ友だちの家へ。
ピンポ〜ン
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異変に
詳しい
人 |
「勝手に見させてもらうよ」
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スケベ
友だち |
「ああ、
びろんちょとのぞいてよ」
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小林 |
「これはなんや!」
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北小岩 |
「納豆が蜘蛛の巣のようなものを
作っていて、
そこにパンティが
捕らえられております!」
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異変に
詳しい
人 |
「納豆は蜘蛛の巣を見て、
あれなら俺でもできると
思っていたらしいのです。
それで粘りを利用して巣を作り、
つかまえたパンティのところに
大豆を移動させ、
秘所があたる部分に
悪さをしているのです」
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北小岩 |
「なんと!」
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異変に
詳しい
人 |
「バスルームもご覧ください」
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小林 |
「むっ、
銀色のスケベマットが
横たわっとるな」
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北小岩 |
「破れたオクラが散乱して、
ぬるぬるしております!」
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異変に
詳しい
人 |
「オクラは
スケベローションを見て、
あれなら俺でもできると
思っていたらしいのです。
それでぬるぬるを利用して
ローションのかわりに
エロプレーに使ってほしいと思い、
それを実行しているのです」
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小林&
北小岩 |
「・・・」
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異変に
詳しい
人 |
「私事で恐縮なのですが・・・」
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突然ちんちんを出し、裏を見せる。
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異変に
詳しい
人 |
「ちょっと見では
わかりにくいのですが、
本のあらすじが
うらすじになっております。
あらすじはうらすじを見て、
あれなら俺でもできると
思っていたらしいのです。
それでうらすじとなり、
気持ちがいい思いを
しようとしているのです」
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小林&
北小岩 |
「???」
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先生の町は
異変が起こりやすいことで有名なのだが、
今回もまったくわけのわからない現象が
多発しているようだ。 |