ピカピカ〜
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北小岩 |
「もうすぐ12月でございます」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「イルミネーションが
あたたかいでございます」
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むぎゅ
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小林 |
「何しとるんや?」
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北小岩 |
「冬枯れしそうなおちんちんにも、
ともしびをと思いまして」
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小林 |
「男根にやさしい心根や」
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北小岩 |
「ありがとうございます」
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小林 |
「これからはクリスマス一色やな」
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北小岩 |
「町のクリスマス研究所も
大忙しでしょうね」
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小林 |
「隣町の奴らに
一泡吹かせようとしとるからな」
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北小岩 |
「楽しみでございますね」
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小林 |
「エールを送りに行くか」
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先生の町と隣町は無駄にライバル関係にあり、
年中小競り合いをしている。
クリスマスも例外ではない。
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北小岩 |
「中からとんかんとんかん
聞こえますね」
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小林 |
「昨年はいつの間にか
町に『もみもみの木』を設置され、
イケメンである俺たちでさえ
指一本触れとらん町の美女たちが
もまれまくったんや」
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北小岩 |
「そうでございました」
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もみもみの木というのは、
一見もみの木のクリスマスツリーに見えるのだが、
近づくと千手観音のような手が伸びてきて
女性の秘所などをもむのである。
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小林 |
「当然リベンジに燃えとるやろな」
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北小岩 |
「お忙しいところ申し訳ございません。
何を作ってらっしゃるのですか」
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クリス
マス
研究所員 |
「サンタのソリですよ」
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北小岩 |
「サンタさんは自前のソリが」
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小林 |
「むっ!
イスの部分をよく見てみい」
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北小岩 |
「あっ!
すけべイスになっております!!」
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クリス
マス
研究所員 |
「そうなんですよ。
サンタはここを通って
隣町に行きます。
なのでこのソリにサンタを乗せて、
町のすけべ女子たちが
サービスすればどうなるでしょう」
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小林 |
「なるほどな。
あまりの気持ちよさに
隣町に行く気をなくし、
ここに留まってプレゼントは
すべて俺たちの物に
なるというこっちゃ」
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クリス
マス
研究所員 |
「もちろんです」
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小林 |
「つまりサンタを
隣町に行かせないようにする。
だが、サンタは行かないのに、
ここでイッてしまうというこっちゃ」
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小林&
北小岩
&クリス
マス
研究所員 |
「あはははははははは」
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もみもみの木に、すけべイスのソリ。
聖夜を汚す行為であることだけは間違いない。 |