KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百伍・・・とある村

弟子のもとへ友・
珍棒倒(ちんぼうたおれ)氏来たる。

珍棒倒 「北小岩くんの師は
 日本でも有数の人と
 聞いているんだけど」
北小岩 「確かに日本一でございます」
珍棒倒 「そうか!」
北小岩 「おちんちんが
 ペットボトルのフタぐらいの
 大きさなのです。
 以前、先生が下半身裸で
 日に焼いていた時、
 モズがカナブンと間違え、
 はやにえにしようと急襲しました」
珍棒倒 「えっ?
 この際おちんちんは
 横に置いておこう。
 先生のような人に
 僕の故郷の村おこしが
 間違っていないか
 視察してもらい意見を聞きたいんだ。
 しかし先生はいそが」
北小岩 「しくないです。
 ここ数日の先生の予定は、
 女風呂をのぞくための竹馬を」
小林 「ちらちらと話が
 耳に入って来たな」
北小岩 「あっ、先生」
小林 「俺は忙しすぎて
 股間を膨らませている時間もないが、
 かわいい弟子の友人の頼みや。
 行くで」

そのような経緯で
師弟は珍棒倒氏の故郷を訪れることとなった。

小林 「村おこし、町おこし。
 いろんなところで知恵を絞っとるが、
 なかなか難しいようやな」
珍棒倒 「僕たちは
  『屁で村おこし』しようと
  考えています」
北小岩 「どういうことでしょう」
珍棒倒 「この野菜を食べてみて」
北小岩 「これは
 モロヘイヤではないですか」

がりりっ

北小岩 「むっ!
 なぜか屁の味がいたします」
珍棒倒 「一日に何回も屁をかけて栽培した
 『モロ屁〜や』なんだ。
 珍味として売り出すんだ」
小林 「塀にケツが6つ並んどるが」
珍棒倒 「ロシアンルーレッ屁です。
 6人で競います。
 それぞれが6つのケツから
 ひとつを選び
 ケツの穴に鼻をつけます。
 そのうちのひとケツから、
 嗅ぐと病院送りになるほど
 臭い屁が出ます。
 嗅いで意識がとんだ者が負けです」

北小岩 「ここの檻にハブがおります」
珍棒倒 「目玉のひとつがこれです。
 今からリハーサルがあるので
 見てください」

金網で囲まれた会場に、
丸出しのお尻を突き出している男がいる。

珍棒倒 「ハブVSマングースは
 あまりにメジャー過ぎるので、
 僕たちの村では
 『ハブVS屁』を行います」
北小岩 「なんと!」
珍棒倒 「彼は屁神と呼ばれるほどの
 腐った屁をこきます」

チ〜ン!

珍棒倒 「始まります!」

飼育員が金網の中にハブを入れる。

北小岩 「ハブさんが
 男性のお尻を
 威嚇しております」

ぷ〜〜〜〜〜

珍棒倒 「極臭の屁が放たれました」
北小岩 「ハブさんの表情が
 曇りました」
小林 「やったか」


がぶっ

小林 「ハブが後ろから
 金玉に噛みついた!」
屁の
臭い男
「うお〜〜〜〜〜〜〜!」
北小岩 「どうなってしまうのでしょうか!」

どう考えてもダメだこりゃ! であろう。

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2022-02-06-SUN

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