弟子のもとへ友・
珍棒倒(ちんぼうたおれ)氏来たる。
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珍棒倒 |
「北小岩くんの師は
日本でも有数の人と
聞いているんだけど」
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北小岩 |
「確かに日本一でございます」
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珍棒倒 |
「そうか!」
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北小岩 |
「おちんちんが
ペットボトルのフタぐらいの
大きさなのです。
以前、先生が下半身裸で
日に焼いていた時、
モズがカナブンと間違え、
はやにえにしようと急襲しました」
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珍棒倒 |
「えっ?
この際おちんちんは
横に置いておこう。
先生のような人に
僕の故郷の村おこしが
間違っていないか
視察してもらい意見を聞きたいんだ。
しかし先生はいそが」
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北小岩 |
「しくないです。
ここ数日の先生の予定は、
女風呂をのぞくための竹馬を」
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小林 |
「ちらちらと話が
耳に入って来たな」
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北小岩 |
「あっ、先生」
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小林 |
「俺は忙しすぎて
股間を膨らませている時間もないが、
かわいい弟子の友人の頼みや。
行くで」
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そのような経緯で
師弟は珍棒倒氏の故郷を訪れることとなった。
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小林 |
「村おこし、町おこし。
いろんなところで知恵を絞っとるが、
なかなか難しいようやな」
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珍棒倒 |
「僕たちは
『屁で村おこし』しようと
考えています」
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北小岩 |
「どういうことでしょう」
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珍棒倒 |
「この野菜を食べてみて」
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北小岩 |
「これは
モロヘイヤではないですか」
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がりりっ
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北小岩 |
「むっ!
なぜか屁の味がいたします」
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珍棒倒 |
「一日に何回も屁をかけて栽培した
『モロ屁〜や』なんだ。
珍味として売り出すんだ」
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小林 |
「塀にケツが6つ並んどるが」
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珍棒倒 |
「ロシアンルーレッ屁です。
6人で競います。
それぞれが6つのケツから
ひとつを選び
ケツの穴に鼻をつけます。
そのうちのひとケツから、
嗅ぐと病院送りになるほど
臭い屁が出ます。
嗅いで意識がとんだ者が負けです」
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北小岩 |
「ここの檻にハブがおります」
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珍棒倒 |
「目玉のひとつがこれです。
今からリハーサルがあるので
見てください」
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金網で囲まれた会場に、
丸出しのお尻を突き出している男がいる。
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珍棒倒 |
「ハブVSマングースは
あまりにメジャー過ぎるので、
僕たちの村では
『ハブVS屁』を行います」
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北小岩 |
「なんと!」
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珍棒倒 |
「彼は屁神と呼ばれるほどの
腐った屁をこきます」
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チ〜ン!
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珍棒倒 |
「始まります!」
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飼育員が金網の中にハブを入れる。
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北小岩 |
「ハブさんが
男性のお尻を
威嚇しております」
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ぷ〜〜〜〜〜
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珍棒倒 |
「極臭の屁が放たれました」
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北小岩 |
「ハブさんの表情が
曇りました」
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小林 |
「やったか」
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がぶっ
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小林 |
「ハブが後ろから
金玉に噛みついた!」
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屁の
臭い男 |
「うお〜〜〜〜〜〜〜!」
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北小岩 |
「どうなってしまうのでしょうか!」
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どう考えてもダメだこりゃ! であろう。 |