小林 |
「暦の上ではもう春なのに、
まだまだ寒さがきついな。
確認した方がええで」
|
北小岩 |
「かしこまりました。
少し赤くなっておりますが
大丈夫なようです」
|
小林 |
「俺もや」
|
師弟のおちんちんは虚弱で
すぐ霜焼けになってしまうため
チェックしたのである。
|
小林 |
「こんなところに貼り紙がある」
|
北小岩 |
「え〜と。
『我が町の一人当たりGDPは
他の町の千分の一。
それではいかん。
何とかするために
一人一人がプロ並になること。
(町の経済係長・裏筋舐目流・
うらすじなめるより)』」
|
北小岩 |
「プロ並にとおっしゃられても、
先生は押しも押されもしない
エロ本鑑定のプロでございます。
先生には関係ございませんね」
|
小林 |
「まあそうやが、
まだひよっこにとっては
裏筋のいうことも一理あるな」
|
北小岩 |
「町の方々がどのように
プロ並を目指していくのか
視察にうかがいましょう」
|
二人は各自屁をにぎって顔から離し、
自分の鼻に流れてくるように北風に乗せ、
風と一緒に屁をたしなめた至福を胸に、
まずは料理人のプロ並を目指す
若者のもとを訪れた。
|
北小岩 |
「きっと厳しい修行を
されているのでしょうね」
|
ガラッ
|
小林 |
「なんやお前は!
麺棒でちんちんを
伸ばそうとしとるやないか!!」
|
料理人の
プロ並を
目指す
若者 |
「ああ、先生。
僕はプロ並を目指して
特大フランクフルトを使った
新メニューの研究を
していたんだけど・・・」
|
小林 |
「研究とちんちんが
どう関係するんや?」
|
料理人の
プロ並を
目指す
若者 |
「特大フランクフルトを
握っているうちに、
僕はプロ並を目指すより
馬並を目指した方が
幸せになれるんじゃないかと思い」
|
北小岩 |
「おちんちんの上で
麺棒を転がしていたので
ございますね」
|
小林 |
「町のGDPには貢献せんな」
|
次に訪れたのは
ふやかし屋と呼ばれている店で見習いをしている
若者のところだった。
|
小林 |
「ふやかし屋というのは、
ひじき、切り干し大根、
乾燥椎茸など、
ふやかすと大きくなるものを
扱っている店や」
|
北小岩 |
「新商品の開発に
いそしんでおられるのでしょうね」
|
ガラッ
|
小林 |
「なんやお前は!
ボウルでちんちんを
ふやかそうとしとるやないか!!」
|
ふやかし
のプロ並
を目指す
若者 |
「先生。
僕はプロ並を目指して
ふやかしの新しい素材を
研究していたんだけど・・・」
|
小林 |
「研究とちんちんが
どう関係するんや?」
|
ふやかし
のプロ並
を目指す
若者 |
「いろんなものをふやかして
大きくしているうちに、
僕はプロ並を目指すより
馬並を目指した方が
幸せになれるんじゃないかと思い」
|
北小岩 |
「おちんちんをボウルで
実力以上に大きくしていたので
ございますね」
|
小林 |
「町のGDPには貢献せんな」
|
そもそも先生の町で
GDPを持ち出すことが間違いであろう。 |