北小岩 |
「先生が
今まで出会った男性で、
この方には負けたと
思ったことはございますか」
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小林 |
「あるな」
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北小岩 |
「そうなのですか!
ぜひご教示ください」
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小林 |
「あれはまだ
俺が若い頃やった」
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北小岩 |
「先生はお若い頃、
『おちんちんの侍』と
呼ばれていたそうですね。
どういうことでしょうか」
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小林 |
「ちんちんを
日本刀として
扱ってたからな」
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北小岩 |
「えっ?」
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小林 |
「ちんちんの途中に、
常に鍔をつけとったんや」
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北小岩 |
「何のためにでございますか」
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小林 |
「小便をする時は
鍔の手前を握る。
小便を切る時は
上段の構えから
一気に振り下ろす」
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北小岩 |
「まったく答えに
なっておりませんが、
話をうかがっていると
佐々木小次郎さんの
物干し竿のように
感じてしまいます。
しかし先生の刀は・・・」
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小林 |
「刀はなんや!」
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北小岩 |
「超短刀で鍔など
つけられないのでは
ないでしょうか。
はっ、
申し訳ございません」
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小林 |
「ふん。
まあええわ。
ところで俺が
かなわないと思った男やがな。
俺がまだ若い頃、
エロ本仲間の社長と
二泊三日で温泉に行ったんや」
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北小岩 |
「いいですね!」
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小林 |
「早朝に目が覚めたので
温泉に入った」
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北小岩 |
「朝風呂は気持ちいいです」
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小林 |
「そうしたら
ひょろ長い男が
ちんちんを洗っておった」
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北小岩 |
「連れの女性と
いいことをいたすのでしょうか」
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小林 |
「そんな感じでもないんやな。
俺がゆっくり湯に浸って、
カラダを洗って
再び湯に浸って出る時も、
まだちんちんを洗っておった」
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北小岩 |
「えっ?」
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小林 |
「昼飯を食った後に
再び温泉に入ったら、
まだちんちんを洗っておった」
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北小岩 |
「なんと!」
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小林 |
「日が暮れる前に
もう一度温泉に入ったら、
まだちんちんを洗っておった」
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北小岩 |
「なぜでしょうか!」
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小林 |
「夜宴会を終えて、
酔い覚ましに散歩に出た。
半島の丘にある灯台にな。
だが、そこに通常の灯台は
設置されておらず、
台の上にやつが
全裸で立っておった。
そしてイチモツもたっておった」
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北小岩 |
「もしや!」
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小林 |
「そいつは天地がひっくり返るほどの
巨根やった。
そしてやつのイチモツは
灯りを反射し、
海に向かってとてつもない光を
放っていた。
つまりやつのチンチンが灯台となり、
船の航行の安全を図っていたんや」
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北小岩 |
「凄まじいでございます!」
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小林 |
「うむ」
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ひょろ長い男は、夜の船のために
ずっとちんちんを磨いていたのだった。
今から数十年前の出来事だが、
そんな偉人がいたことは心に留めておきたい。 |