ちゅんちゅん
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北小岩 |
「小鳥さんたちも楽しげでございます。
木々の緑もモリモリしております」
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小林 |
「一番生命力に
あふれた季節かもしれんな」
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ゴロン
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北小岩 |
「むっ?
まったく生命力のない方が
横たわっております」
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小林 |
「なぜかちんちんを
握っとるな」
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北小岩 |
「まさかこんなところで
いやらしいことを」
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生命力
の
ない方 |
「そんなわけないじゃ
ないですか・・・」
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うすばかげろうのように儚い声がもれた。
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小林 |
「お前は最先端研究所のヤツやな。
どうしたんや」
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生命力
の
ない方 |
「ついに成功したんです」
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北小岩 |
「性交しただなんて
エッチな方でございますね」
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生命力
の
ない方 |
「そっちのせいこうは、
もうできなくなってしまうかも
しれません」
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小林 |
「さては
金玉空手の女有段者の蹴りを
モロに食らったな」
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生命力
の
ない方 |
「そうなんです。
玉が二つとも
つぶれてしまったようです」
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小林 |
「話してみい」
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生命力
の
ない方 |
「私は研究所の女たちに
いいように扱われてきました。
それが悔しくて
秘密裏に男たちを楽しませる
未来乗り物を開発していたのです」
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北小岩 |
「どのような乗り物でございますか」
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生命力
の
ない方 |
「空飛ぶ絨毯なんですよ」
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小林 |
「ただの絨毯やないな」
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生命力
の
ない方 |
「はい。
私が開発したのは
『空飛ぶエッチな絨毯』です」
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北小岩 |
「詳細をお聞かせください!!」
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生命力
の
ない方 |
「事のなりゆきも
合わせてお話します。
ついに完成した絨毯を
倉庫に隠そうとしていたその時、
研究所のミニスカ主任が
通りかかったのです」
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北小岩 |
「そんな夢のような方が
いらっしゃるのですか」
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生命力
の
ない方 |
「いつもパンティが見えそうな
ミニスカを履いているのです。
しかし、見たが最後、
確実に金玉をつぶされます。
絨毯が見つかってしまい、
一番に私を乗せろと脅されました」
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北小岩 |
「嫌な予感しかしませんね」
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生命力
の
ない方 |
「ミニスカ主任は
脚をMの形にし
お尻をペタッとついて座りました。
絨毯が飛び始めたのですが、
実は男の上に来ると透明になって
下からパンティを
拝めるつくりになっており」
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北小岩 |
「あなた様は
恐怖の主任のパンティを
見てしまったのですか」
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生命力
の
ない方 |
「それどころではなくて。
主任のミニスカの中は
ノーパンだったのです」
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北小岩 |
「なんと!」
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生命力
の
ない方 |
「私は彼女の具まで
拝んでしまったのです。
気づいた主任は
絨毯を引き裂き着地すると
金玉空手で
私の玉を百八回蹴り上げました」
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小林 |
「なるほどな。
お前のブツは再起不能やと思うが、
二つの金玉が絨毯に乗って
天に昇って幸せに暮らしていると
考えた方がええな」
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生命力
の
ない方 |
「・・・」
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先生の慰めが失われた金玉の心まで届いたか。
届くはずはありませんね。 |