小林 |
「久しぶりに駅まで歩いてみるか」
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北小岩 |
「かしこまりました」
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てくてくてく
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小林 |
「むっ!
地中からSOSが出とる」
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北小岩 |
「どういうことでしょうか」
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小林 |
「エッチなものが
俺に助けを求めとる。
ここを掘ってみい!」
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北小岩 |
「はい」
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ざっざっざっ
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北小岩 |
「あっ!
パンティが埋まっております」
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じろじろ
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北小岩 |
「これは使用済みパンティに
違いございません!」
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小林 |
「うむ」
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本題はそこではないので話を先に進めよう。
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小林 |
「駅に人だかりができとるな。
ストリーキングかもしれん」
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北小岩 |
「男性でしたらスルー。
女性でしたら
目を双眼鏡にですね」
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小林 |
「おやっ?
残念ながらそうやないな。
改札に何か設置されとる」
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北小岩 |
「顔認証システムでは
ないでしょうか」
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駅長 |
「惜しいですね!
あれは顔認証ではなく
チン認証です」
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小林 |
「各自チンチンを登録しておき
認証するんか」
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駅長 |
「そうです。
このシステムがあれば
いちいちスマホや
ICカードを使わなくても
スイスイ通れます」
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北小岩 |
「みなさまスムーズに
入っていきますね」
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ボッキ〜ン! ブ〜!!
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北小岩 |
「あの男の人が通ろうとした時、
警告音が鳴り
二つの扉がしまって
閉じ込められました」
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小林 |
「お仕置き隊の女たちが駆けつけ
羽交い絞めにして
警備室に連れてったで!」
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駅長 |
「あの方は朝勃ちしたまま
通ろうとしてしまったのですね」
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北小岩 |
「そんなことまで
わかってしまうのですか」
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駅長 |
「認証システムは
最先端研究所の女性たちが
つくりました。
勃起には特に厳しく、
ちんちんが1ミクロンでも
上を向いたら
感知してしまうのです」
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北小岩 |
「なんと!」
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小林 |
「連れていかれたヤツは
どうなるんや」
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駅長 |
「どれくらい膨張して
どれぐらい角度をつけているかで
罰金の額はかわってきます。
さっきの方は
かなりもっこりしていたので、
罰金69000円+金蹴り三回
でしょうね」
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小林&
北小岩 |
「・・・」
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改札通過時、
もし毎日股間を膨らませてしまっていたら、
69000円×30日で月に207万円、
年に2484万円もとられた上に
金玉を1095回蹴られてしまう。
くわばらくわばら。 |