「町の若い男どもの風紀が
乱れ過ぎているわね」
「そうよ。
暗がりや二人だけの
シチュエーションになると
彼女が嫌がっていても
好き放題やってるわ」
「そろそろ総攻撃かける時ね」
この不穏な会話は
町の女性有識者会議でのものだ。
女性有識者会議とは何か。
これはとても重要なことなので、
何度もおさらいせねばならないであろう。
先生の町では重要なことは長老が決めるのだが、
氏がえげつないエロ本を入手し
みだらな行為に夢中な時は、
女性たちが会議を行い決定するのである。
それが女性有識者会議である。
ちなみにどうでもいいことだが、
長老のあだ名は『お自慰さん』である。
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女性
有識者
A |
「つぶすしかないわね」
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女性
有識者
B |
「理性のないヤツには
股間のブツなどいらないわ」
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女性
有識者
C |
「どうやって破壊するかよね」
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女性
有識者
D |
「それなら大丈夫。
最先端研究所の女友だちに
開発と設置を
依頼しておいたわ」
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女性
有識者
A |
「さすがね。
それで
どういう方法を使うの?」
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女性
有識者
D |
「それはね・・・」
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会議の内容が有識者という名に値するかは
はなはだ疑問であるが、
賽は投げられてしまったらしい。
果たしてどういうことになったのか。
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北小岩 |
「今日はお散歩のコースを
かえてみましょう」
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小林 |
「そやな。
お前にまかせるわ」
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北小岩 |
「プラネタリウムが改装したと
聞いております。
わたくしたちの所持金は
二人で4円なので
観られませんが、
出てきた方に感想を
うかがってみましょう。
さっそくカップルの方が」
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ドタッ
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小林 |
「むっ!
男がちんちんを押さえながら
倒れたで」
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北小岩 |
「どうされたのですか」
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カップ
ルの
女性A |
「プラネタリウムで
金星が現れた時、
彼が急に興奮して
私の下半身を
触ろうとしたんです。
そうしたら突然、
燃えた金星が
流れ星になって落ちてきて、
彼の金玉に衝突したんです」
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北小岩 |
「確かに男性の股間が
焼け焦げております!」
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小林 |
「町に異変が
起きとるようやな」
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北小岩 |
「映画館も
改装されたらしいです」
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小林 |
「急ぐんや」
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師弟が映画館の入口に到着すると。
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北小岩 |
「あっ!
カップルの男性の股間に
槍が突き刺さって
倒れております!」
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小林 |
「何があったんや」
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カップ
ルの
女性B |
「石器時代の人たちが
マンモスを狩る映画を
観ていたら、
彼が急に興奮して
私の下半身を
触ろうとしたんです。
そうしたら
石器時代の人が投げた槍が
銀幕から飛び出してきて、
彼のマンモス級のイチモツに
刺さったんです」
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北小岩 |
「もしかすると
最先端研究所の女性が
絡んでいるのではないでしょうか」
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小林 |
「間違いないな。
女性有識者会議の
くわだてであることもな」
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スケベな男性諸君は
くれぐれもお気をつけください。 |