小林 |
「お前の夢はなんや」
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北小岩 |
「え〜と。
おちんちんですかね」
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小林 |
「おちんちんに
なりたいというんやな。
俺もそうや」
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北小岩 |
「そうなのでございますか」
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小林 |
「気持ちええことをしてるさなか、
ちんちんがどれだけ気持ちええか
味わってみたくてな」
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北小岩 |
「確かに!
さすが先生でございます!!」
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果たしてそうであろうか。
ちんちんになった人間はいないので
想像の域を出ないが、
過度の摩擦で引き裂かれそうになったり、
窒息しそうになるなど
過酷な状況にあることも多いのではないだろうか。
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北小岩 |
「実はわたくしは
おちんちんになりたいわけでは
ございません」
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小林 |
「ん?」
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北小岩 |
「おちんちんがたくさんあれば
同時に数倍気持ちいい思いが
できるのではないかと」
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小林 |
「なるほどな」
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北小岩 |
「何とかならないでしょうか」
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小林 |
「俺の友人に
ちんちん専門の考古学者がおる。
ヒントをくれるかもしれん」
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北小岩 |
「ぜひおうかがいしたいです」
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ちんちんが生き腐れしそうな炎天の中、
ちんちん考古学者・雁高師(かりたかし)氏宅前で
先生が合言葉を投げかけた。
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小林 |
「『ちん車!』」
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雁高師 |
「『回る!』なんだ小林じゃないか。
どうした」
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小林 |
「弟子が
ちんちんがたくさん欲しいと言うんやが
どう思う?」
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雁高師 |
「俺の研究では
69マン年前には
たくさんちんちんがついた男も
いたんだよ」
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北小岩 |
「そうなのでございますか!
いったい何本ついていたのですか」
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雁高師 |
「100本だよ」
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北小岩 |
「えっ!
同時に100人の方と
気持ちいい思いが
できたのでございますか」
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雁高師 |
「それは無理だな。
100股をかけていたらしいよ。
この相手にはこのちんちんと
決めていて
自分では貞操を守っていた
つもりだったんだけど、
女たちにとってはそうではなかった」
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北小岩 |
「不穏なものを感じます」
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雁高師 |
「怒った女たちが100人集まり、
それぞれに
割り当てられていたちんちんを
100人が同時に蹴りつぶしたんだ」
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北小岩 |
「げげっ!
1本のちんちんが蹴られただけでも
死の苦しみなのに、
同時に100本のちんちんを
つぶされたなんて、
地獄よりも恐ろしいでは
ございませんか」
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雁高師 |
「その恐怖は並大抵ではなく、
以降男全体、
蹴りつぶされた時に
かろうじて耐えられるように
ちんちんが退化し
1本になったんだよ」
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北小岩 |
「・・・」
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100本同時に蹴り上げられることは
想像するだに恐ろしい。
別の角度から考えると、
100本ある状態ですべてが屹立したら
ちんちん以外に血液が通わず
貧血で倒れてしまうかもしれない。 |