小林 |
「もう9月やな」
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北小岩 |
「早いものでございます」
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小林 |
「ひと夏の経験したか」
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北小岩 |
「はい」
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小林 |
「なに!
お前ひとりだけ
気持ちええ思いをしたんか!!」
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北小岩 |
「めっそうもございません。
生のおちんちんが」
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小林 |
「やはり使いこんだんやな!」
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北小岩 |
「違います。
おちんちんの蒸れを避けるために
フンドシから出していたのです。
そうしましたら
蚊がとまりました」
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小林 |
「ほほう」
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北小岩 |
「その日は38度以上でした。
その暑さになると
蚊は動かなくなります。
わたくしのブツの上で
仮死状態のようになっておりました」
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小林 |
「うむ」
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北小岩 |
「日頃の恨みとばかり
渾身の力を込めて
拳骨を振り下ろしたのですが、
蚊はその前に地面に落ちてしまい、
今まで
経験したことがないほどの強さで
自分の分身を
殴ってしまったのです」
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どうでもいいことではないかと予想したが、
やはりどうでもいいことだった。
話を先に進めよう。
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小林 |
「シオカラトンボが飛んどるな」
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北小岩 |
「ムギワラトンボもですね」
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小林 |
「ムギワラトンボは
シオカラトンボのメスやな。
むっ、なんやあれは!」
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北小岩 |
「おちんちんの形をしたトンボが
たくさん飛んでおります!」
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「あれはね、『チントンボ』といって
いい思いをできないチンチンが
業を煮やしてトンボになったんだよ」
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北小岩 |
「あなた様は?」
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チン
トンボ
に詳し
い人 |
「私はチントンボに詳しい人だよ」
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北小岩 |
「黒や赤など
いろいろおりますが」
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チン
トンボ
に詳し
い人 |
「人のちんちんと同じように、
1黒2赤3紫と
序列がついているんだよ」
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びゅ〜っ ガッ
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北小岩 |
「細くて短いトンボが
長くて太いトンボに
いじめられているようですが」
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チン
トンボ
に詳し
い人 |
「トンボになっても、
ちんちんと同じ価値観で
生きているんですよ」
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北小岩 |
「あっ、
長くて太いトンボが
後ろにいた女性の股間に
突進していきます。
なぜ後ろが見えるのでしょうか」
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チン
トンボ
に詳し
い人 |
「トンボになったちんちんは
複眼になるので、
上下や左右はもちろん、
後ろも見えるようになるんだよ」
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北小岩 |
「凄いでございます!」
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悪さしたチントンボは女性に捕らえられ、
引きちぎられて一生を終えた。
あなたのイチモツもトンボになっていないか、
今一度お確かめください。 |
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