ぞぞっ
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北小岩 |
「どうしたことでしょう。
突然悪寒が襲ってまいりました」
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小林 |
「無理もないな」
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北小岩 |
「えっ?」
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小林 |
「あそこを見てみい」
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北小岩 |
「うわっ!
最先端研究所の女性研究員が
二人で立ち話をしております」
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最先端研究所女性のたくらみほど、
町の男にとって恐ろしいものはない。
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最先端
研究所
女性A |
「町の男たちは
何の役にも立たないわよね」
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最先端
研究所
女性B |
「世界に通用するものが
ひとつでもあれば
いろいろ大目にみてやるのにね」
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最先端
研究所
女性A |
「一人一人じゃ無理だから、
集団でこんなことが
できるということを
世界に示せるようにしてあげようか」
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最先端
研究所
女性B |
「武士の情けね。
でもクソ怠け者野郎どもに
そんなことできるのかしら」
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最先端
研究所
女性A |
「そう思って無理にでも
技術をマスターせざるを得ない
発明をしたのよ」
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最先端
研究所
女性B |
「ほんと?
なになに?
あはははは」
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それから数日後。
ブ〜ン
「だめだ!
まったく戻ってこない!
うっ!」
ブリッ
ブ〜ン
「俺もだ!」
ブリッ
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北小岩 |
「あそこの方たちは
便座を空に投げておりますが、
何をしているのでしょうか?」
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小林 |
「わからんが
不穏な音がしたな。
あれは間違いなく
クソを漏らした音や」
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北小岩 |
「うかがってみましょう。
お取り込み中のところ
大変申し訳ございません。
便座をお投げになったり
大をお漏らしになったり、
わたくしたちの想像力では
まったく理解できない状況です。
どうなさったのですか」
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男A |
「最先端研究所の女が
また変なものを
発明したんだよ」
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北小岩 |
「どういうものでございますか」
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男B |
「便所で大便をする時に
便座をはずして外に出て投げて、
ブーメランのように
一回で戻ってこなければ
便器が使えなくなるんだよ」
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北小岩 |
「便座が外れた状態で
してしまえばいいのでは
ございませんか」
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男A |
「そんなことしたら、
便器の中から
指浣腸の形をしたものが現れ、
指浣腸された上に
指先から火炎が出て
肛門を焼かれてしまうんだよ」
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北小岩 |
「げげっ!
最先端研究所の女性たちは、
なぜそんな恐ろしいことを
なさるのですか」
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男B |
「町中の男たち全員が
便座をブーメランのように扱い、
戻ってきたら
キャッチできるようにする。
それでこの町の男たち全員が
ワールドクラスであることを
世界にアピールさせたいらしいんだ」
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男A |
「武士の情けとか
ほざいてるらしいけど
迷惑な話だよ」
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その後町の男全員がクソを漏らすこととなった。 |