KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百四拾七・・・未来乗物

す〜

北小岩 「立ちながら
 何かに乗ってる方がいらっしゃいます」

す〜す〜

北小岩 「またまいりました」
小林 「お前の声がするので来てみたが、
 勃ちながらノッてるヤツなど
 変態にきまっとるやろ」
北小岩 「あっ、先生。
 字が異なります。
 あそこをご覧ください」
小林 「ほほう。
 確かに立って乗っとるが、
 勃って乗っとるかは判断つかんな」
北小岩 「なんという乗物でしょうか」

「あれは
 電動キックボードといいます」

北小岩 「あなた様は
 最先端研究所男子部の方で
 ございますね」
最先端
研究所
男子
「そうです。
 私たちは
 電動キックボードを応用し、
 町おこしに通じるような乗物を
 開発しています」
北小岩 「さすがでございます!
 ぜひ乗らせていただきたいです」
最先端
研究所
男子
「ちょうどよかった。
 試作品が二機あるんですよ。
 お二人でいかがですか」
小林 「二機というからには
 空を飛ぶんやな」
最先端
研究所
男子
「空飛ぶスクーターと
 考えていただければと思います。
 そこに町おこしにつながる工夫を
 したのです」
小林 「当然俺たちには
 乗る権利があるな」
最先端
研究所
男子
「公園で待機しています。
 まいりましょう」

師弟がそこで見たものは。

小林 「なんや。
 小便器がついとるやないか」
最先端
研究所
男子
「そうなんです。
 大空を飛行しながら立ち小便する。
 これ以上気持ちいいことが
 あるでしょうか。
 他の町から
 噂を聞きつけた男たちが集まり、
 我が町に活気が出ること
 請け合いでしょう」
小林 「なるほどな」
最先端
研究所
男子
「では
 お二人ともお乗りください」

師弟がスタンバイするとすぐに
大空に向けて飛翔し、
二人はイチモツを出し放尿した。

北小岩 「気持ちいいでございますね!」
小林 「そやな」

その時地上を
お仕置き隊カウボーイ部の女たちが
通りかかった。

ぽたぽた じゃ〜じゃ〜

「あらっ?
 雨かしら」

「雨じゃないわ!
 あいつらの小便よ」

「なに!!!!!!!」

なぜ女なのにカウボーイ部なのかといえば、
彼女たちはサイの角のような
つけちんちんをしているのだ。
そして。

ひゅんひゅんひゅん
ひゅ〜ん

カウボーイのように投げ縄の達人なのである。

がしっ がしっ

北小岩 「おちんちんが
 縄に捕らえられました」
小林 「俺もや」

ぐいっ ぐいっ

北小岩 「うわ〜っ。
 墜落します〜〜〜!」
小林 「俺もや〜〜〜!」

ど〜ん ど〜ん

「お前らの汚ねぇ生ゴミなど
 引っこ抜いてやる!」

ぐいぐいぐいぐいぐいぐいぐい〜〜〜

小林&
北小岩
「うお〜〜〜!
 もげる〜〜〜!!」

ちんちんの危機に直面した師弟。
一連の流れを見ると
最先端研究所の女たちに常に虐げられてきた
最先端研究所の男たちが、
先生と北小岩くんを利用して
女たちに小便がかかるように
企てたのかもしれない。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2022-11-27-SUN

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