どど〜ん
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北小岩 |
「年末はゴミ置き場がにぎやかです」
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ジロ
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北小岩 |
「エッチなことを招くものは
落ちていないでしょうか」
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ジロジロ
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北小岩 |
「この箱はなんでしょう」
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かちゃっ
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北小岩 |
「オルゴールでございます。
かけてみます」
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♪チャチャ〜 チャチャチャ〜
チャチャ チャチャチャチャチャ〜
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北小岩 |
「大きな古時計でございます。
そういえば
わたくしのおじいさまのお家にも
大きなのっぽの古時計がございました。
わたくしが大好きだった
おじいさま・・・」
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小林 |
「お前
すけべそうな箱をかかえて
涙ぐんどるとは
かなりのもんやな。
エロ随喜の涙か」
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北小岩 |
「あっ、先生。
そうではございません。
オルゴールを拾ったのですが、
そこから大きな古時計の旋律が
流れてきたのです。
わたくしのおじいさまのお家に
大きなのっぽの古時計があり、
亡くなられたおじいさまや
壊れてしまったあの古時計に
お会いしたく」
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「古時計ですか。
類似した時計なら
あるところを知っていますよ」
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北小岩 |
「あなた様は?」
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「私は町の時計に詳しい者です」
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北小岩 |
「そうなのでございますか。
ぜひ、古時計さんに
会わせてください!」
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師弟は町の時計に詳しい者の後をついていった。
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町の
時計に
詳しい
者 |
「あそこです」
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北小岩 |
「男の方が
立っているようですが」
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小林 |
「よく見てみい。
全裸や」
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北小岩 |
「確かにそうでございます。
でもなぜあの方が古時計なのですか」
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町の
時計に
詳しい
者 |
「股間をご覧ください」
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北小岩 |
「うわっ!
おちんちんが
69センチぐらいございます。
おまけに振り子のように
動いております」
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チクタクチクタクではなく、
チンタクチンタクと音を立てている。
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小林 |
「なるほどな。
やつは
大きなのっぼの古時計やない。
『大きなのっぽのフルチン時計』や」
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北小岩 |
「のっぽなのは
おちんちんなのですか」
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小林 |
「そやな。
俺が見たところ
ヤツのちんぽは
時を刻む度に大きくなっとるな」
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町の
時計に
詳しい
者 |
「よくわかりましたね。
0時から徐々に大きくなり、
12時に発射して小さくなります。
それから徐々に大きくなり
0時に発射。
ちんちんの大きさを見て
人々は今がおよそ何時か
知ることができるのです」
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北小岩 |
「・・・」
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大きなのっぽの古時計ならぬ
大きなのっぽのフルチン時計。
発射とは何でしょうか。考えたくもないですね。 |