KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百六拾参・・・花粉

ぐじゅぐじゅ

北小岩 「お目めがつらいでございます」

ぐじゅぐじゅぐじゅ

北小岩 「お鼻もつらいでございます」

ぐじゅぐじゅぐじゅぐじゅ

小林 「お前、さっきから
 ワイセツな音を立てとらんか」
北小岩 「あっ、先生。
 濡れて濡れて
 仕方ないのでございます」
小林 「スケベなことを
 大声でのたまうんやない。
 おなご化が始まったんか」
北小岩 「めっそうもございません。
 年々花粉症が
 ひどくなっているのでございます」
小林 「この前まで
 花粉症(かふんしょう)ではなく
 脱糞症(だっぷんしょう)と
 騒いどったやないか」
北小岩 「そちらもまだ
 治っておりません。
 ですのでわたくし、
 脱糞症の上に
 花粉症になったのでございます」

脱糞症というものが何をさすのかはわからない。
しかし、わかったところで
心が黒雲に覆われるだけなので先に進もう。

「なんとかしてください!!」

北小岩 「女性が最先端研究所に
 駆け込みました」
小林 「毎度のことやが
 悪い予感しかせんな」

研究所をのぞいてみよう。

小股の
割れあ
がった
女性
「そばを通ったスケベそうな男が
 私のことを見て
 股間を膨らませたんです。
 だから私
 『なんでそんなところを
  大きくしてるのよ!
  警察に通報するわよ!!』
 って言ったんです」
最先端
研究所
女性
「うんうん。
 それで
 どうなった?」
小股の
割れあ
がった
女性
「『ば〜か!
  股間を膨らませただけなら
  生理現象だから、
  通報されても捕まんねえよ。
  もっともっと膨らませてやるよ』
 となじられたんです」
最先端
研究所
女性
「それは許せないわね。
 もう大丈夫だから。
 私たちに任せてね」

それから数日後。

ぐじゅぐじゅ

小林 「今朝からちんちんが
 涙を流しとるんや」
北小岩 「わたくしもイチモツが
 くしゃみをするように
 なってしまいました」
町の男 「僕はそこが
 かゆくてたまらなくて。
 かきまくっていたら
 かさぶたの中にちんちんが
 あるような感じに
 なってしまいました」
小股の
割れあ
がった
女性に
失礼な
ことを
言った
「俺はちんちんが
 呼吸できなくなって。
 集中力がなくなって
 膨らまなくなっちまったんだ」


その頃、最先端研究所女性と
小股の割れあがった女性は快哉を叫んでいた。

小股の
割れあ
がった
女性

「ありがとうございました!
 花粉の中に
 エロエロエキスを入れて、
 いやらしいおちんちんが
 思わず吸い込んでしまうように
 したんですね」

 

最先端
研究所
女性
「そうね。
 イチモツが花粉症になっていれば、
 不埒なエレクトもなくなるわね」


町の男たちのちんちんを花粉症にする。
恐ろしいことであるのは確かだが、
最先端研究所のメインの研究が何であるのか、
未だにわからない。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2023-03-19-SUN

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