KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百六拾七・・・スパイ

図書館
司書
「いかがですか」
小林 「世界でもこれだけの
 名著がひしめきあっとるところは
 ないな」
図書館
司書
「先生のおかげです!」
小林 「うむ」

図書館といえども一般の人は閲覧できない。
どんな館かといえば。

パラパラパラ

館長 「これを見て
 股間を膨らませない男は
 皆無でしょう」

この発言からもわかるように、
えげつないエロ本の図書館であった。

だだだだっ

北小岩 「スケベ画像の
 パッチワーク服を着た
 怪しい方があそこに!」

パシャ パシャ

北小岩 「我が町秘蔵の
 エロ本の写真を
 撮っております。
 エロ本スパイに
 間違いございません」
小林 「その町が
 どんなエロ本を
 所蔵しているかは、
 トップシークレットや!」
館長 「つかまえてください!」
北小岩 「かしこまりました!
 逃がしませんよ!!」

だだっ

びゅん! びゅん! すぽっ! すぽっ!

北小岩 「エロ本スパイが
 何かを投げてきました。
 両鼻の穴に
 入ってしまいました」

ムクムクムクムク

北小岩 「鼻の中で
 わたくしの鼻くそが
 大きく育っております!」

ぶわっ ぶわっ

北小岩 「鼻くそがマックスとなり
 呼吸ができません!」

小林 「凄まじい使い手や。
 お前には荷が重過ぎたな。
 しゃあない、俺がい」

言い終わらぬうちにエロ本スパイは
とてつもない勢いで先生に近づき、
ズボン後方から何かを入れた。

小林 「ケツの穴に
 未確認薬物を挿入された!」

びゅびゅびゅびゅびゅっ

ムクムクムクムク

小林 「腹が膨れてきたわ」

ぷ〜っ ぷ〜っ

小林 「やばい!
 腹の中で屁が鳴っとる!」
館長 「特殊な薬が
 腹中にいる屁の赤ちゃんを育て、
 お尻の穴から出る前に
 大人の屁にされて
 しまったのでしょう」

ぷ〜っ ぷ〜っ ぷ〜っ ぷ〜っ

小林 「屁が充満して
 はちきれそうや!」

どこの町の者かはわからないが、
信じられないほど恐ろしい男。
それがエロ本スパイである。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
メールの表題に「小林秀雄さんへ」と書いて
postman@1101.comに送ってください。

2023-04-16-SUN

BACK
戻る