す〜〜〜
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小林 |
「空気がうまいな」
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ざざ〜〜〜
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北小岩 |
「清流も雅でございます」
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社長 |
「気に入ってもらえたかな」
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北小岩 |
「いつもいい思いをさせていただき
ありがとうございます!」
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先生と北小岩くんの所持金は一人2円。
二人合わせても4円しかなく、
旅に出るときは徒歩であり野宿となる。
しかし、今回は社長に
風光明媚な川沿いのキャンプ場に
連れてきていただいたのだ。
先生は社長からエロ本市で
掘り出し物を発掘することを懇願され、
常に期待以上のえげつないものを
手に入れてきている。
その慰労なのである。
ぷっ
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小林 |
「お前、
大自然を汚すような
小さい屁をこいたな」
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北小岩 |
「わたくしではございません」
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ぷっ
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小林 |
「お前以外に考えられん」
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北小岩 |
「わたくしのお尻の穴は
まだボケてはおりません」
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社長 |
「北小岩さんじゃありませんよ」
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北小岩 |
「わたくしではないことは
明らかなのですが、
となると果たしてどなたが?」
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社長 |
「この木ですよ。
これは『こなら』といって
とても小さな屁をかまします」
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小林 |
「いまいちなさけない
北小岩のような存在やな」
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北小岩 |
「お言葉でございますが、
わたくしは先生の屁のように
デリカシーなく
巨音をさせてはおりませんが、
本気を出すと
肛門が20倍に広がり、
先生の屁など足元に、
もといアヌス元に及ばぬほどの」
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ぶっ ぶっ
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小林 |
「さっきより
少し大きな屁の音や。
そこはかとなく
屁の香りもしてきたな」
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社長 |
「今のは
こならの隣にある
『おなら』の木ですね」
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北小岩 |
「『おなら』の木がございますこと
初めてうかがいました」
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小林 |
「おならを名乗るほどの
勢いはないわな」
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ぶっ ぶぶ〜 ぶ〜ぶ〜
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小林 |
「むっ!
今度のはさっきのやつより
鼻応えがある屁や」
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社長 |
「おならの木の隣にある
『臭いおならの木』です」
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小林 |
「だがまだまだやな」
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ぶぶ〜 ぶりぶりぶり
ぶぶぶぶぶ〜 ぶりぶりぶり
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小林 |
「なんやこれは!
うっ!
めまいがしてきた!!」
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北小岩 |
「わたくしも
肺の奥まで
吸い込んでしまいました!」
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小林&
北小岩 |
「ううう〜!!!」
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社長 |
「これは臭いおならの木の隣にある
『世界が終わるほど
臭いおならの木』です。
大丈夫ですか」
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ばたっ ばたっ ぴくぴく
その後師弟は病院送りとなった。
こうして先生と北小岩くんのキャンプは、
有史以来の臭い屁を嗅いだだけで
終わってしまった。
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