KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百七拾参・・・反り

くしょん

北小岩 「大丈夫でございますか」
小林 「大丈夫ではないが
 大丈夫や」
北小岩 「先生はこの10年、
 花粉症の兆候がありながら
 耐え抜いてきたので
 ございますね」
小林 「そやな」
北小岩 「しかし、
 お仕置き軍団の罠にはまり
 花粉症が顕在化して
 しまったのですね」
小林 「あんなひどい仕打ちを
 されるとは思わなかったな」
北小岩 「先生は散歩中に
 パンティが落ちているのを
 発見したのですね」
小林 「もちろん我がモノとした」
北小岩 「すぐに
 パンティの秘所が当たる部分に
 鼻を押しつけ
 クンクンしたのですね」
小林 「ああ。
 まさかアソコに
 様々な花粉が
 塗りたくられているとはな」
北小岩 「とてつもなく強力な
 接着剤が塗ってあり、
 先生は3か月間、
 花粉を鼻から
 吸い続けなければ
 ならなくなったのですね」
小林 「それがダメ押しとなり
 ついに花粉症に
 なってしまったんや。
 それもあらゆる種類の
 花粉対応に
 なってしまった・・・」

飛んで火に入るスケベ虫と言ったところか。

男A 「てめえのことなんか
 大嫌いなんだよ」
男B 「うるせえんだよ。
 この野郎」
北小岩 「あのお二人、
 今にも殴り合いしそうです」
小林 「町になかよくさせる委員会が
 設置されたらしい。
 大丈夫や」

だだだだっ

「待ってください。
 私、反りが合う委員会のものです。
 実はあなたがたは
 反りが合っているんですよ」

男A 「そんなわけねえだろ」
反りが
合う
委員会
「嘘だと思うなら
 お二人とも
 パンツを脱いでください」
男A&
男B
「こうか?」

二人がふるちんになると、
委員会の男は特殊分度器を出して
喧嘩していた男たちのイチモツの
反りを測った。

反りが
合う
委員会
「ほら。
 あなた方のおちんちんの反りは
 見事に同じ角度です」
男A&
男B
「えっ?」
反りが
合う
委員会
「だからもともと
 なかがいいんですよ!」
男A 「そうだったのか」
男B 「俺が悪かった」
男A 「いや。
 俺の方こそごめんな」

二人は抱擁し涙を流した。

反りが合う。
それは人間関係にとって
何よりも大切なことである。
 

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2023-05-28-SUN

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