くしょん
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北小岩 |
「大丈夫でございますか」
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小林 |
「大丈夫ではないが
大丈夫や」
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北小岩 |
「先生はこの10年、
花粉症の兆候がありながら
耐え抜いてきたので
ございますね」
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小林 |
「そやな」
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北小岩 |
「しかし、
お仕置き軍団の罠にはまり
花粉症が顕在化して
しまったのですね」
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小林 |
「あんなひどい仕打ちを
されるとは思わなかったな」
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北小岩 |
「先生は散歩中に
パンティが落ちているのを
発見したのですね」
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小林 |
「もちろん我がモノとした」
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北小岩 |
「すぐに
パンティの秘所が当たる部分に
鼻を押しつけ
クンクンしたのですね」
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小林 |
「ああ。
まさかアソコに
様々な花粉が
塗りたくられているとはな」
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北小岩 |
「とてつもなく強力な
接着剤が塗ってあり、
先生は3か月間、
花粉を鼻から
吸い続けなければ
ならなくなったのですね」
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小林 |
「それがダメ押しとなり
ついに花粉症に
なってしまったんや。
それもあらゆる種類の
花粉対応に
なってしまった・・・」
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飛んで火に入るスケベ虫と言ったところか。
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男A |
「てめえのことなんか
大嫌いなんだよ」
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男B |
「うるせえんだよ。
この野郎」
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北小岩 |
「あのお二人、
今にも殴り合いしそうです」
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小林 |
「町になかよくさせる委員会が
設置されたらしい。
大丈夫や」
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だだだだっ
「待ってください。
私、反りが合う委員会のものです。
実はあなたがたは
反りが合っているんですよ」
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男A |
「そんなわけねえだろ」
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反りが
合う
委員会 |
「嘘だと思うなら
お二人とも
パンツを脱いでください」
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男A&
男B |
「こうか?」
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二人がふるちんになると、
委員会の男は特殊分度器を出して
喧嘩していた男たちのイチモツの
反りを測った。
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反りが
合う
委員会 |
「ほら。
あなた方のおちんちんの反りは
見事に同じ角度です」
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男A&
男B |
「えっ?」
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反りが
合う
委員会 |
「だからもともと
なかがいいんですよ!」
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男A |
「そうだったのか」
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男B |
「俺が悪かった」
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男A |
「いや。
俺の方こそごめんな」
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二人は抱擁し涙を流した。
反りが合う。
それは人間関係にとって
何よりも大切なことである。 |
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