KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百七拾四・・・つける

北小岩 「わたくしたちの町は
 隣町と年中いさかいを
 起こしておりますが、
 隣町で一番恐ろしい方は
 どなたでしょうか」
小林 「近藤やな」
北小岩 「近藤さんでございますか。
 新撰組局長、
 天然理心流の近藤勇さんと
 関係あるのでございますか」
小林 「まったく関係ないな」
北小岩 「ではどのようなお方で?」
小林 「近藤夢着留
 (こんどう・むつける)という名で
 一応侍の血筋や」
北小岩 「『コンドームつける』さんで
 ございますか」
小林 「恐ろしいやろ」
北小岩 「恐ろしくないどころか、
 侍としてあまりに
 弱そうではございませんか」
小林 「お前もまだまだやな」
北小岩 「そんなことはございません。
 先生が少し臆病・・。
 はっ、
 申し訳ございません」
小林 「まあええ。
 吠え面かかんこっちゃな」
北小岩 「大丈夫でございます。
 わたくし、
 もう少しお散歩をしてから
 帰宅いたします」

ざっざっざっ

北小岩 「お小水を放ちたくなりました。
 公衆おトイレに寄ってまいります」

さっさっ

北小岩 「ズボンとふんどしを
 同時におろしまして、
 尿がほとばしるこの瞬間が
 たまりま」

ばばっ

北小岩 「何者でございますか」

しゃっ

北小岩 「あっ!
 わたくしのおちんちんに
 何かつけられてしまいました」

「コンドームだよ」

北小岩 「もしかするとあなた様は、
 近藤夢着留
 (こんどう・むつける)さんで
 ございますか」
近藤夢
着留
「そうだよ。
 そのコンドームには
 特殊な接着剤がついているから、
 6か月とれないよ」

北小岩 「それではお小水が
 できないではございませんか」
近藤夢
着留
「武士の情けで
 無限に伸びる材質でできているから
 大丈夫だよ。
 じゃあ達者でな」
北小岩 「お待ちください!」

たったったっ

北小岩 「困りました!
 もれてしまいます。
 仕方ございません」

じょぼじょぼじょぼ

北小岩 「お小水を放出できたのは
 幸いですが
 重いでございます。
 このままでは確実に
 おちんちんがとれてしまうでしょう。
 あっ!
 近藤夢着留さんはそんな
 恐ろしい技を!
 先生がおっしゃられた意味が
 今わかりました!!」

成人男子の一日の平均尿量は
1500ミリリットルと言われている。
一日でさえちんちんにかかる重量は
1.5キログラム。
6か月ではなんと
270キログラムになってしまう。

関取以上で力士最重量といわれた小錦関が
体重284キログラム。
つまり北小岩くんのちんちんに
超巨漢力士がぶら下がっているところを
想像していただければ、
それがどんなに凄まじいことか
イメージしていただけると思う。

近藤夢着留・・・。
敵にまわしたら誰もが
6か月を待たずにイチモツを失う。
これほど恐ろしい男がいるだろうか。
 

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2023-06-04-SUN

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