KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百七拾七・・・盗人

小林 「撃ち方用意!」
北小岩 「はい」
小林 「ふんどしをはずし〜」

びゅん

小林 「ケツを上げい」

ぐいっ

小林 「標的に向け」

ぱかっ

小林 「放屁〜!」

ぷ〜〜〜〜〜っ

ばさばさばさ

北小岩 「いかがでございましたか」
小林 「お前の屁力では
 まだカラスを撃ち落とすには
 至らんな」
北小岩 「わたくしの屁が
 未熟であること
 痛感いたしました。
 しかし、天空に向け
 轟かせるのはなんと
 気持ちいいことで
 ございましょうか」
小林 「人類の楽しみのひとつや」

それはそれとして、
師弟から50メートルほど離れたところで、
町の男が高らかに
屁の快感を味わおうとしていた。

町の男 「今日は屁日和だ。
 屁を10回分出さずに
 我慢したぞ!
 勝ってケツの穴の
 緒を締めよだ」

ぐいっ

町の男 「大空に向かって
 屁花火を打ち上げるぞ。
 豪華10連発だ。
 さあ、ケツの穴の
 バルブを開くぞ!」

しゅ〜

町の男 「んっ?
 屁が音を出す前に
 強引に外に
 引きずり出されている気がする」

しゅしゅ〜

町の男 「なんだあの野郎!
 ケツの穴に
 掃除機の
 ホースみたいなものをさして」

しゅしゅしゅ〜

町の男 「間違いねえ!
 俺の屁を
 アヌスで吸ってやがる!!」


プ〜プ〜プ〜プ〜プ〜プ〜プ〜プ〜プ〜プ〜

町の男 「あっ!
 俺が出すはずだった屁を
 ヤツのケツの穴で
 こいてやがる」

だだだだっ

町の男 「逃げやがった!
 そいつは屁盗人だ。
 捕まえてくれ!!」

だだだだだだだだ

小林 「わけわからんことを
 のたまっとるな」
北小岩 「屁盗人など
 聞いたことございませんね」

先生たちはそれがいかに重大なことかに
気づかなかった。

いい音させて
ぶっぱなそうとしていた屁を奪われたあげく、
盗人の肛門に吸引され出されてしまう。
放屁を人生最大の悦楽にしている者にとって
痛恨の極みであろう。

小林秀雄さんへの激励や感想などは、
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2023-06-25-SUN

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