KOBAYASHI
小林秀雄、あはれといふこと。

しみじみとした趣に満ちた言葉の国日本。
そんな国のいとおもしろき言の葉を一つ一つ採取し、
深く味わい尽くしていく。
それがこの項の主な趣向である。



其の九百七拾九・・・初体験

チャリンチャリン ずりん

「あっ!」

ぐぐぐぐきっ

「う〜〜〜!」

北小岩 「郵便屋さん、
 大丈夫でございますか?」
郵便屋
さん
「ダメです!
 運悪く
 倒れた自転車のチェーンに
 金玉が挟まってしまいました!!」
北小岩 「それは大変でございます!
 先生!!」
小林 「なんや。
 ストリップの
 かぶりつき招待券でも
 当たったんかい」
北小岩 「そうではございません。
 金玉がチェーンに」
小林 「むっ!
 引っ張るで。
 せ〜の」
小林&
北小岩
「きんた守る〜〜〜!」

ぐびゅん!

郵便屋
さん
「はずれました!
 九死に一玉を得ました!!」
北小岩 「幸いにございます!
 ところで何か郵便物でも?」
郵便屋
さん
「こちらです!」
北小岩 「町の健康課からでございますね。
 『無料健診プラス初体験!』」
小林 「初体験が気になるな」
北小岩 「甘い香りがいたします。
 参加いたしましょう!」

師弟が保健課に到着すると
ミニスカナース服の女が現れた。

ミニスカ
ナース
「はい。
 お二人の初体験は
 こちらですよ〜ん」
小林 「やはり
 気持ちええことのようやな」
北小岩 「僥倖でございます!」
ミニスカ
ナース
「あなたはこれをくわえてね。
 おっぱい型の
 肺活量測定器ですよ〜ん」


先生がアホ面で
おっぱい状のものをくわえる。

ミニスカ
ナース
「そちらのあなたは
 ダッチワイフ型のレントゲンです。
 抱きついてキスしてくださいね」

北小岩くんも鼻の下をのばして唇を重ねる。

ミニスカ
ナース
「それでは
 大きく息を吸って!」

先生はおっぱいを味わうように、
北小岩くんはタコのように、
思いっきり空気を吸い込んだ。

ミニスカ
ナース
「ヘイ!
 腐った屁を混入!!」

ぷう〜〜〜

小林&
北小岩
「げげっ!」

ぷ〜 ぷ〜 ぷ〜 ぷ〜

師弟の肺はみるみる腐った屁で一杯になった。

ミニスカ
ナース
「ではおっぱいの人は
 息を思いっきり吐いて
 肺活量を測ります。
 ダッチワイフの人は
 息を止めて
 レントゲン写真を撮ります!」

小林 「くっ、臭え〜〜〜!」

ぐほぐほぐほ〜

師弟は肺をおさえて悶絶した。

この健康診断がなぜおこなわれたのか。
それは永遠の謎であろう。

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2023-07-09-SUN

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